OISTとBNV、沖縄にディープテックハブを開設——今後2年間で、世界のスタートアップに5億円出資へ

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沖縄科学技術大学院大学(OIST)
Image credit: OIST

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

沖縄科学技術大学院大学(OIST)Beyond Next Ventures は25日、ディープテックスタートアップへの投資と沖縄のイノベーションエコシステムの構築を目的としたパートナーシップを締結したと発表した。このパートナーシップを受けて、OIST と BNV は、OIST-BNV イノベーションハブ「OBI-Hub」を開設する。このプラットフォームでは、世界から集まるディープテックスタートアップに対し、イノベーションを社会実装するための資本投資や必要なサービスの提供を行う。

OISTは、技術、産業界の専門家ネットワーク、キャンパス内のインキュベーション施設を提供する。BNV は資金およびスタートアップの創業・拡大に関するハンズオンサポートを提供する。海外からのスタートアップに対しては、日本への進出がスムーズに行えるよう支援を行う。OBI-Hub への参加申込は、6月1日からオンラインで受付を開始する。OBI-Hub では参加スタートアップに対し、今後2年間で5億円をメドに投資する計画だ。

BNV は、2016年設立されたライフサイエンスや技術シーズに特化したベンチャーキャピタル。アクセラレーションプログラム「BRAVE」のほか、東京・日本橋でシェアラボ「Beyond BioLAB TOKYO」を運営している。OIST は、2011年に設立された世界中から研究者を集める大学院大学。学内でアクセラレータ・インキュベータ「iSquare(アイスクエア)」を運営するほか、現地大企業が運営する「Okinawa Startup Program」とも連携。先月シード調達に成功した EF POLYMER には BNV も出資していた。

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