生理の貧困を解決するスタートアップ米Aunt Flow、シリーズAラウンドで850万米ドルを調達

Image credit: Aunt Flow

<ピックアップ> B2B Cycle Care Company Aunt Flow Raises a $8.5M Series A to Invest in Growth

重要なポイント:オーガニックの生理用品をすべての公衆トイレで無料で利用できるようにする Aunt Flow は4月21日、シリーズ A ラウンドでの850万米ドルの資金調達を発表した。

  • このラウンドは総合不動産サービス大手の JLL Spark がリードし、Harlem Capital、CityRock Ventures、Precursor Ventures、女性向け健康ベンチャーファンド Amboy Street Ventures が参加した。

詳細:Aunt Flow は2016年、アメリカ・オハイオ州で設立。創業者兼 CEO の Claire Coder 氏が18歳の時に生理用品がないまま公共の場で生理になってしまった経験から、誰もが月経用品にアクセスできるような社会を実現するため同社を立ち上げた。

  • 過去数年にわたり、同社は主にオフィスや学校など B 向けにトイレに設置し利用者に無料で配布するためのオーガニック生理用品ディスペンサーを提供してきた。現在は、Apple、Google、プリンストン大学、Netflix などのパートナーのトイレに同社の生理用品ディスペンサーが設置されている。
  • 同社 CEO の Coder 氏は、この調達を発表したプレスリリースで次のようにコメントしている。

私たちは生理用品を誰もが手に入れられるようにするという一貫した想いで、「生理の貧困」に関わる運動の最前線にいることを誇りに思っています。JLL Spark がパートナーになることで、私たちはより大きなスケールで社会に貢献できるようになるでしょう。トイレットペーパーが公衆トイレで無料で提供されているならば、タンポンやナプキンもそうあるべきではないでしょうか。

  • 今回調達した資金は、同社のアメリカでの顧客基盤や支援活動の拡大、パートナーへの100万個以上の製品の寄付、新製品の開発やなどに活用される予定。

背景:現在アメリカでは多くの州や都市が、企業や施設に公衆トイレで生理用品を無料で提供することを義務付ける法案を提案・可決している。2021年には37の州で生理用品に関する法案が提出され、ミシガン州アナーバー市はすべての公衆トイレで生理用品の無料提供を義務付けるアメリカ初の都市となった。

執筆:平理沙子(Risako Taira)/編集:池田 将

via FemTech Insider

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