決裁者マッチング「チラCEO」「ONLY STORY」運営、デット含め9億5,500万円を調達——累積調達額は26億円に

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オンリーストーリーの皆さん。中央が CEO 平野哲也氏。
Image credit: Only Story

決裁者マッチングサービス「チラ CEO」「ONLY STORY」を運営するオンリーストーリーは10日、直近のラウンドで約9億5,500万円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ニッセイ・キャピタル、エッグフォワード、ユーザベース(東証:3966)。なお、調達金額には商工組合中央金庫、静岡銀行からの融資が含まれる。これはオンリーストーリーにとって、2021年4月に実施した約13億円の調達に続くものだ。今回のラウンドを受けて、オンリーストーリーの累積調達額は約26億円に達した。

オンリーストーリーは、営業パーソンが決裁者に、または、決裁者が決裁者に直接繋がれるマッチング支援アプリ ONLY STORY を提供。有料サービスである チラ CEO 会員になることで、従業員規模や購買ニーズ等から条件検索し、メッセージ送付することで情報掲載している決裁者と直接つながることができる。一般的な B2B 取引では、商品やサービスを採用する企業は、「ニーズ → 検索 → 比較検討」という手順を取るが、チラ CEO では決済者が営業パーソンを信頼して買う、という一足飛びの購買が可能になる。

オンリーストーリーは2014年2月に設立、ONLY STORY をローンチした。ONLY STORY はサービス開始から6年半ほどで無料会員数が約3,000社だったところ、この1年半で会員数が2倍以上の6,000社を超えるまでに急成長した。最近では、大手企業の決済者向けプレゼン会「GIVER ピッチ」を開催することで、大手企業とのマッチングが多数実現しているそうだ。

オンリーストーリーでは調達した資金を使って、ニーズやターゲットアポ獲得の拡大に向けたプロダクトの開発を進める。また、手紙の手書き、テレアポ、インフルエンサーマーケティング、オンライン営業秘書、決済者への直接アプローチといった、B2B セールスの施策を選定し、最適な代行先に発注依頼できるサービス「Salesmooth(セールスムーズ)」をローンチする。発注依頼が会員特別価格で利用できるため、個別に代行先各社に発注する場合に比べ、大幅なコストカットが可能になるという。

via PR TIMES

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