ウミトロン、衛星データ活用のブルーカーボンポテンシャル評価サービスを自治体向けに開発——熊本・上天草で実証

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熊本県上天草市沿岸のブルーカーボンポテンシャル評価事例
Image credit: Umitron

水産養殖技術などを開発するウミトロンは、内閣府が行った「課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」において、ブルーカーボン(海藻やサンゴ礁、潮間帯の植物などにより、二酸化炭素を吸収され地球温暖化の防止につながる作用)のポテンシャル評価事業実証を実施し、自治体向けのサービス提供を開始した。

2050年カーボンニュートラルの達成に向け、地方自治体におけるブルーカーボンの活用検討が進められており、今回のサービスでは衛星データを活用して自治体沿岸の藻場・海草の生育エリアを推定し、ブルーカーボンの蓄積量の推定と生育のポテンシャルマップを作成する。

また、AIによる条件学習を行い、同自治体全域の衛星画像から対象の藻類や海草の生育場所の推定を行い、ブルーカーボン蓄積量を推定する。上天草市においてはアマモ場を対象として調査を行い、自治体全域のアマモ場マップ、ブルーカーボン蓄積量推定、ポテンシャルマップの作成を行った。

自治体では、広大な海岸でどこにブルーカーボンが藻場や海草として蓄積されており、どこで新たな生育活動ができる可能性があるのか、全体像の確認が容易ではなかった。ウミトロンのサービスでは、衛星データを活用して自治体沿岸の藻場・海草の生育エリアを推定し、ブルーカーボンの蓄積量の推定と生育のポテンシャルマップを作成することができる。

via PR TIMES     Summarized by ChatGPT

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