F Ventures、15億円規模となる3号ファンドを組成——創立以来、累計出資先は約60社に

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F Ventures のメンバー。左から:ジュニアアソシエイト 田中優輝氏、代表パートナー 両角将太氏、アソシエイト 伊藤颯吾氏

シード向けベンチャーキャピタルの F Ventures は14日、3号ファンドを組成したとは発表した。3号ファンドは 2nd クローズを迎えており、最終的には15億円を目指す。3号ファンドの LP には、すでに FFG ベンチャービジネスパートナーズ、オリエンタルランド・イノベーションズ、ギフティ(東証:4449)、グリーベンチャーズ、GMO ペパボ(東証:3633)、ディー・エヌ・エー(東証:2432)、ファンコミュニケーションズ(東証:2461)が参加したことが明らかになっている。

これまでと変わらず、3号ファンドの投資ラウンドはプレシードからシードラウンドで、チケットサイズは1,000万円から2,000万円。合計30〜40社に投資する予定で、すでに数社への出資が決定しているという。F Ventures は2016年の設立で、2億円規模の1号ファンドからは26社、5.2億円規模の2号ファンドからは34社にと着実に規模を成長させてきた。これまでのところ、投資先からイグジットは、IPO はまだ無いが、M&A は1件あるとのことだ。

F Ventures は東京や福岡で定期的に開催している起業啓蒙イベント「TORYUMON」を来週、東京・日比谷「BASE Q」で開催する予定だ。過去18回に及ぶ TORYUMON からは通算で96名がピッチ登壇し、スタートアップの法人登記に至ったケースは42名いるという。TORYUMON でピッチ登壇した起業家や TORYUMON の運営に参加した F Ventures の〝卒業生〟らのスタートアップが、登壇・参加後に資金調達した金額の総和は109.6億円に達したとしている。

via PR TIMES

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