外科系医療者向け手術症例情報システム「OpeOne(オペワン)」運営、1億円をシード調達——QXLVがリード

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Image credit: Quotomy

クオトミーは30日、シードラウンドで1億円の資金調達を実施したと発表した。このラウンドは、QXLV(クオンタムリープベンチャーズ)がリードし、East Ventures、名前非開示の個人投資家、ライフタイムベンチャーズが参加した。ライフタイムベンチャーズは、2022年6月に明らかになったクオトミーのプレシードラウンドに続くフォローオン。資金は主にオペワンの機能拡張、生成 AI などの活用、医療機関内の他部署展開に使用される。

クオトミーは、AI-OCR 技術を活用した手術症例情報の共有システム「OpeOne(オペワン)」を開発・提供している。オペワンを使うことで、外科系医療者は時間や場所を問わず、チームの手術症例情報を簡単かつ安全に確認・共有できる。時間外業務の削減、非同期コミュニケーションの実現、手術スケジュールの効率化、医療資源の最適化などの効果が期待できる。

今回の調達の背景には、2024年4月に施行された働き方改革がある。医師の時間外労働削減が急務となる中、特に外科系医療では、従来、早朝や夜間のカンファレンスで症例情報の共有や議論が行われてきた。これらは医療の質を保つ上で重要である一方、長時間労働の一因ともなっていた。

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via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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