東大発・分散型エネルギーの接続問題を解決するEX4Energy、3.5億円をシリーズA調達

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Image credit: EX4Energy

EX4Energy は20日、シリーズ A ラウンドで3.5億円を調達したと発表した。このラウンドは、東京大学協創プラットフォーム開発(東大 IPC)と Archetype Ventures がリードし、三菱 UFJ キャピタル、DBJ キャピタルなどが参加した。これは同社にとって、2023年3月に実施した東大 IPC からの1億円の調達に続くものだ。

近年、再生可能エネルギーの導入拡大や系統用蓄電池の投資増加など、分散型エネルギーの普及が進んでいる。一方で、これらの分散型エネルギーを活用する際に課題となるのが「接続問題」だ。分散型エネルギーの活用には、自社の監視制御システムと各エネルギー機器を接続する必要があるが、メーカーによって接続仕様が異なるため個別の接続作業が必要で、これが分散型エネルギーの活用を阻害する大きな障壁となっていた。

EX4Energy は、東京大学生産技術研究所 野城智也教授・馬場博幸特任准教授の研究成果を活用し、この接続問題を解決する「Public Power HUB(PPH)」を開発した。PPH を活用した「powerhub コネクトサービス」では、メーカー間の接続仕様の違いを吸収し、太陽光発電や蓄電池などを簡単に接続できるほか、ネットワーク監視によるセキュアな接続を実現している。同社は調達した資金を PPH の機能強化と人材採用に活用し、分散型エネルギーの接続問題解決に向けた取り組みをさらに加速させる。

via PR TIMES      Summarized by ChatGPT

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