ハイスキル人材特化の案件マッチング「HiTalent」、ローンチから4年を経て初のエクイティ調達——AI導入、職種拡大へ

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Image credit: HiTalent

個人と企業をつなぐ案件マッチングプラットフォーム「HiTalent」の運営を行うハイタレントは7日、直近のラウンドで東大創業者の会ファンドを含む複数の投資家から資金調達したことを明らかにした。ラウンドステージや調達額は明らかにされていないが、関係者によると調達額は3,000万円程度。同社はこれまでブートストラップモードで運営を続けており、外部からのエクイティ調達は今回が初めてとみられる。

ハイタレントは、有吉洋平氏と若山剛一氏により2020年1月創業。有吉氏は東京大学工学部卒業後、ローランド・ベルガーで戦略コンサルタントとして働き、その後フリーでコンサルティングに従事。若山氏は関西学院大学法学部卒業後、ビズリーチ(現ビジョナルグループ)でプロダクトデザインやマーケティングに従事し、その後教育系スタートアップで事業戦略やマーケティング戦略を担当した。

同社は、高度なスキルを持つフリーランスや契約ベースのプロフェッショナルを対象とし、企業に対して高付加価値のサービスを提供している。戦略コンサルティングファームや投資銀行出身のプロフェッショナルに高単価な案件を提供することを目的としているため、厳正な審査を通過したタレントのみが登録されているという。ハイタレント会員数は2,400名、導入企業数は200社(2024年7月現在)。

同社は今後の方針として、2050年には、世界各地から多様な職種領域において優秀なハイタレント1,000万人を集結させ、協働可能な環境構築を目指すとしている。同社はフリーランスの案件マッチングに留まらず、M&Aやスタートアップスタジオなど、企業の再生・創業にも関与し、多岐にわたる企業やタレントとの連携を図っていく方針だという。

今回の資金調達を通じて、ハイタレントはさらなる成長と付加価値の創出を目指すとしている。同社はハイタレントコミュニティの強化を図り、リソースの最適配置を実現する AI マッチングを導入することで、マッチングの精度と速度を向上させるとしている。また、これまでの戦略コンサルティングに加え、ファイナンスやデータサイエンスといった新たな職種領域へも拡大する計画だ。

via PR TIMES      Summarized by ChatGPT

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