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未来のスーパー「Amazon Fresh」:ベータテスト版スーパーマーケット(4/5)

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その他の良点+クーポン (前回からのつづき)Amazon Freshで私たちが気に入ったのは、「カスタマーサービス、返品 & 受け取り」という名前が付いたエリアだ。 こういった場所は通常、スーパーマーケットの入り口のすぐ近くにあるが、Amazon Freshでは店の奥側にある。店舗在庫の保管や荷物の積み下ろしを行う場所の近くで、Amazonロッカーから商品を受け取ったり返品ができるようにと…

Image Credit : Jeremy Horwitz VentureBeat

その他の良点+クーポン

(前回からのつづき)Amazon Freshで私たちが気に入ったのは、「カスタマーサービス、返品 & 受け取り」という名前が付いたエリアだ。 こういった場所は通常、スーパーマーケットの入り口のすぐ近くにあるが、Amazon Freshでは店の奥側にある。店舗在庫の保管や荷物の積み下ろしを行う場所の近くで、Amazonロッカーから商品を受け取ったり返品ができるようにと、おそらくこの場所になったのだろうーーこれは非常に便利で、食料品の買い物をするのと同時に、Amazonの配送・返品のためだけに特定の場所へ出向かなくて済むというインセンティブを与えてくれる。

Amazon Freshには、オンラインで小売業者が販売している人気ガジェットや書籍の限定セレクションコーナーも置かれている。 私たちはFireタブレットとEchoスピーカーからほんの少し離れた棚で、スーパーマーケットで購入することなど考えたことのないような、JoséAndrésの料理本「VegetablesUnleashed」やDeath&Coのカクテルガイドといった書籍を見かけたりもした。ーーもとより、その一部は既にオンラインで購入済みのものだったが。やがて新しいアイテムに取って代われば、AmazonFreshで食料品以外の商品も購入を検討する理由になるのかもしれない。

現段階では、AmazonFreshを実店舗で営業する小売業にとっての確固たる未来の形として説明するのは難しいだろう。 現在の体験は、洗練された形の完璧なビジネスというよりも、パブリックベータテストに近いと感じている。 来店者は確かに店内で通常の体験に加えてユニークな体験もすることができるが、実のところそれはスムーズな運用を行っていくための壮大な実験用モルモットみたいなものーーもちろん実験が成功するまではーーだ 。

Amazonの名誉のためにいうと、躍進のスピードを妨げる要因はそれほど脅威的なものではない。 その上Amazonは技術的な問題に対して謝罪するクーポンを配ったりと、積極的に問題への対応に取り組んでおり、来店した2回のうちの1回は、店内にいるすべての人に対して缶の炭酸水と冷蔵庫用マグネットを無料で配っていた。 問題点はあるにもかかわらず怒って店を出ていく人は見当たらなかったし、実際に私たちはクーポンと数少なくなったショッピングバッグを置いて店を出ると、車に向かって歩きながら既に次に店へと遊びにいく計画を練り始めていた。

Image Credit : Jeremy Horwitz VentureBeat

賛否両論ありながらもポジティブな印象をもたれることで「使命を果たした」とみなすのか、それともAmazonが小売業界を完全に支配する大規模な取り組みを、初期のAmazon Freshの顧客たちが後押ししているのか、その答えを知っているのはAmazonだけだ。

拡大する規模と疑う余地のない野心によって、Amazon Freshの店舗は、従来のスーパーマーケットに対しての非常に現実的な競争相手にもなりえるが、店舗の利益にほとんど影響を与えない程度の実験として失敗に終わる可能性もある。

Amazon Freshを自分の目で確かめたければ、カリフォルニアのアーバイン ジャンボリーロード 13672 にできた新店舗か、もしくはウッドランドヒルズ トパンガキャニオンブールバード 6245にある1号店舗(といっても一般客向けに店をオープンしたのは今年の9月)にアクセスできる。 どちらの店舗も午前7時から午後10時まで年中無休で営業している。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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未来のスーパー「Amazon Fresh」:Dash Cartは便利だけど…(3/5)

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Dash Cartの利便性 (前回からのつづき)色々と紹介してきたが、やはりAmazon Freshの最大の特徴はセンサーとスマートフォン技術を掛け合わせ、レジの概念を取り払ったDash Cartだろう。もちろん、Amazon FreshではDash Cartを利用する必要はなく、かつ現在であればDash Cartを利用するためには行列に並ぶ必要がある。 Dash Cartを手にすると、まずは3分…

Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

Dash Cartの利便性

(前回からのつづき)色々と紹介してきたが、やはりAmazon Freshの最大の特徴はセンサーとスマートフォン技術を掛け合わせ、レジの概念を取り払ったDash Cartだろう。もちろん、Amazon FreshではDash Cartを利用する必要はなく、かつ現在であればDash Cartを利用するためには行列に並ぶ必要がある。

Dash Cartを手にすると、まずは3分間のチュートリアル説明が店員より実施される。チュートリアルでは、QRコードを使ってAmazon AppとDash Cartをリンクさせることから始まり、Dash Cartに付属する紙袋に商品を入れスキャンしたり、カートのスクリーンへ4桁の番号を入力することで生鮮食品を追加するインストラクションがある。

このステップを踏むことで、Dash Cartに付属するカメラが利用者の行動を追跡し、レジを通ることなくチェックアウトすることが可能となる。代金は利用者のAmazonアカウントに自動的に請求され、これはAmazonが数年前から実施しているAmazon Goと同じコンセプトであることが分かる。

Dash Cartはまだまだ改善点が多く残されているものの、例えばカメラとソフトウェアの機能は充分に機能していた。カートの袋へ商品を入れると、正確に商品を認識し、取り除くと自動的に商品をリストから外してくれる。また、タッチスクリーンも十分に機能しており、それに応じたカートの計量器も速くはないものの問題なく機能していた。

Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

しかし、Dash Cartには解決すべき幾つかの制限を抱えているのも確かだ。まず、そもそもDash Cartの袋は2つに制限されているので、購入できる商品の数自体が絞られてしまうのだ。現状、追加で袋を入れることはできず、これはカートに付属するカメラが商品を追えなくなることを防ぐためだ。

また、AmazonはDash Cartの破損や盗難を懸念し、店舗を離れるタイミングで利用者のDash Cartと普通のカートを交換している。これは、非常にDash Cartそのものの実用性を下げていると言わざるを得ないだろう。

また、今回Dash Cartを利用していて実際にあった体験として、途中でバッグの一つが破損してしまい交換が必要になった。そのため、カート内蔵のカメラがスキャンに対してエラーを起こし、結局レジに並んで再びスキャンするはめになったのだ。スタッフによれば今回のような問題は度々発生しているとのことだった。

Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

他には、青果物を追加する際の4桁のPLUコードの入力方法や、計量の仕方を理解するのに時間を要している様子が店内各所で見受けられた。Dash Cart利用者は道を大きく使うため、立ち止まっているとDash Cart利用者以外にとって物理的に邪魔になっているのは明らかだった。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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未来のスーパー「Amazon Fresh」:Alexaがお買い物のお手伝い(2/5)

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コンピューターに最適化された店内 (前回からのつづき)Amazonが2017年に買収したハイエンドスーパーマーケットWhole Foodsとは違い、Amazon Freshは小さな倉庫のような見た目をしている。Walmartのようにチャーミングな内装を施しているが、食料品の数はWalmartの半分程度と言えるだろう。その分、人の密集度は3分の2程度に抑えられている。店内はエンジニアによって丁寧にデ…

Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

コンピューターに最適化された店内

(前回からのつづき)Amazonが2017年に買収したハイエンドスーパーマーケットWhole Foodsとは違い、Amazon Freshは小さな倉庫のような見た目をしている。Walmartのようにチャーミングな内装を施しているが、食料品の数はWalmartの半分程度と言えるだろう。その分、人の密集度は3分の2程度に抑えられている。店内はエンジニアによって丁寧にデザインされているように感じられ、空き店舗を最大効率で有用活用できる仕組みが施されている。同店舗の場合は、元々Babies R Us が保有していたものだった。

店内の床はスパルタンでディスプレイは箱型、全てがコンピューターによって最適化されているように感じざるを得ない。調理済みのチキン一羽(4.97ドル)やピザ一枚(8.99ドル)で購入するスベースはあるものの、イートインできるような場所は設けられていない。カスタマーサービスは店内奥にあり、ほぼすべてのスペースがショッピングカートが利用しやすい用に整理されている。

Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

フレンドリーに話しかけて来る従業員もいないため、むしろスーパーマーケットの感覚より倉庫やコストコにいるような気持に近いのが正直なところだ。これは、意図的にAmazon Freshが作り上げている雰囲気なのだろう。例えば、通常であれば顧客からの質問に対応するオペレーション係がいるものだが、Amazon Freshでは至る所にAlexaが設置されており、商品の場所やワインのペアリング、単位換算などに回答してくれる。初めて訪問した際に。Alexaに探したい商品を尋ねたところ、見事に正確な場所を教えてくれた。しかし、再び訪問した際には全ての端末に「インターネット接続の問題が発生しました」と表示されていた。

Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

Alexaを店内の至ると所に設置しているのは、明らかにAmazonがAmazon Freshのスタッフまでをも超効率的にするという意図が込められているからだ。現状、店舗には人間のスタッフは大勢待機しており、品物の調整のためあちらこちらに移動し、顧客の手伝いや棚への商品補充業務をしている。しかし、いずれ顧客がAlexaの利用に慣れて来るにつれて人間スタッフの必要性は減り、また、商品補充もAlexaが最適なタイミングを教えてくれるようになるのだろう。

人件費の削減は、直接的に商品価格の低下につながる可能性を秘めている。Amazonが今まで力を入れていた、Whole Foodsはまさに対局にあり、ハイエンドな商品を高単価で販売していた。まさに、そのウィークポイントをAmazon Freshは人件費削減により埋められる可能性があり、同ブランドがミドルインカム層を狙っていると言える。Amazon Freshには、一握りほどの高級食材、例えば10ドルのアイスクリームなどの品ぞろえはあるものの、商品広告のほとんどはシャンパンやキャビアではなく、15セントのバナナや89セントのパンとなっている。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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未来のスーパー「Amazon Fresh」:現地でハンズオンしてきた(1/5)

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Amazonがカリフォルニア州アーバインに新しくオープンした同社の食料品店「Amazon Fresh」は世界で2店舗という希少性にも関わらず、先週の開店日には行列など目立った盛り上がりは見えなかった。しかし、食料品店のハイテクなショッピングカートに注目が集まりだすと、今週末には2つの行列が誕生し、隣接する小売店まで長蛇の列となっていた。不思議なことに片方の列は短く、また一方は長蛇の列という状態であ…

Image Credit: Jeremy Horwitz/VentureBeat

Amazonがカリフォルニア州アーバインに新しくオープンした同社の食料品店「Amazon Fresh」世界で2店舗という希少性にも関わらず、先週の開店日には行列など目立った盛り上がりは見えなかった。しかし、食料品店のハイテクなショッピングカートに注目が集まりだすと、今週末には2つの行列が誕生し、隣接する小売店まで長蛇の列となっていた。不思議なことに片方の列は短く、また一方は長蛇の列という状態であった。

その時、従業員が「Dash Cartをお試しになりますか?」と聞いてきた。「もしお試しにならないようであれば、短い列にお並びください」、と。

どうやら、現地にはDash Cartは25個しか用意がなかったようだ。筆者の友人はDash Cartのために長蛇の列へ並ぶ価値は十分にあったと話していた。私たちはそもそもDash Cartのために現地へ赴いていたので、もちろん列へ並ぶ決断をした。友人はDash Cart以外には特に目立った特徴がなかったと言っていた。しかし、筆者はAmazon FreshにはDash Cart以外に目を向けるべき幾つかの特徴があると思う。次章からは、Dash Cartを含むAmazon Freshという未来のスーパーマーケットのハンズオンをお話していきたい。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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AWSの成長率は30%で停滞気味、それでも売上高は116億ドルを突破

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AWSの成長は落ち着き傾向 (前回からのつづき)第1四半期、AmazonのAWSは成長スピードが低下し始めていたものの100億ドルの売り上げを突破していた。第2四半期において、同サービス成長率は29%に低下し、AWSをリリースしてから初の30%以下の成長率となった。今期も同様の成長率に落ち着いており、特にCOVID-19による影響は大きいことが分かる。とはいえ、MicrosoftのAzureやGo…

Photo by Sagar Soneji from Pexels

AWSの成長は落ち着き傾向

(前回からのつづき)第1四半期、AmazonのAWSは成長スピードが低下し始めていたものの100億ドルの売り上げを突破していた。第2四半期において、同サービス成長率は29%に低下し、AWSをリリースしてから初の30%以下の成長率となった。今期も同様の成長率に落ち着いており、特にCOVID-19による影響は大きいことが分かる。とはいえ、MicrosoftのAzureやGoogle Cloudが競合にある中、29%の成長率かつ売上高116億ドルを突破しているのは優秀だと言えるだろう。

AWSが同社第3四半期に占める割合は約12.1%で、ほぼ第2四半期と同様の様相となっている。CFOのBrian Olsavsky氏は「多くの顧客がクラウドベースのサービスへ、より速いスピードで移行し始めているのを目の当たりにしています」との見解を決算説明会で語った。

サブスクリプションとその他

サブスクリプションサービスは、33%増の65億8000万ドルを記録しており、主にAmazon Prime会員の1億5000万人から構成されている。例年同社はプライムデーを「史上最大」と表現し続けてきたが、今年は「アマゾン上の小規模・中規模店舗にとって過去最大の2日間」という表現を使った。なお、プライムデーは10月13日から14日にかけて開催されたため、第3四半期には含まれていない。

Amazonは広告事業でも好調な様子を示しており、売上高は51%増の54億ドルとなった。主要事業によるデータから、Amazonは顧客の購買情報を熟知しており、着実な成長を見せることが想定できる。

Amazonは未だにAlexaの詳細を述べていないが、収支報告書内にAlexaの記載は幾度となく(正確には19回)登場している。第1四半期において同社は「AlexaはCOVID-19に関する何千もの質問に答えられるようになった」と触れていたが、第2・第3四半期では同様の内容は述べられていなかった。しかし、9月のショーケースで発表された新Echoデバイスについては強調して触れられており、同社がSaaS(Surveillance-as-a-Service・監視クラウドサービス)にも力を入れていることが分かるだろう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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Amazonが第3四半期の決算公開、過去26年で最大の純利益に

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Amazonは2020年第3四半期の決算報告書を公開し、収益は37%増の961億ドル、純利益は63億ドル、1株当たり12.37ドル(YoYで比較すると、昨年は収益が700億ドル、純利益は21億ドル、1株当たり4.23ドル)となった。北米における売上高は39%増加し594億ドルを記録、海外では37%増の252億ドルを記録した。 アマゾンはパンデミックと重なった第2四半期においても高水準な結果を叩き出…

Photo by Sagar Soneji from Pexels

Amazonは2020年第3四半期の決算報告書を公開し、収益は37%増の961億ドル、純利益は63億ドル、1株当たり12.37ドル(YoYで比較すると、昨年は収益が700億ドル、純利益は21億ドル、1株当たり4.23ドル)となった。北米における売上高は39%増加し594億ドルを記録、海外では37%増の252億ドルを記録した。

アマゾンはパンデミックと重なった第2四半期においても高水準な結果を叩き出していた。同社は「COVID-19に関連する諸費用に対し40億ドル」を計上していたが、今期は20億ドルの計上に留まった。また、第4四半期において同社は、「COVID-19に関連する諸費用に対するコスト40億ドル」を引当金に挙げている。

こうした状況を鑑みると、どうやらアマゾンはパンデミックによる恩恵を受けていると思われたくないのだろう。しかし実際のところ、過去26年間の中で同社第2四半期の純利益52億ドルは過去最大であったし、今期の63億ドルでさらに最大純利益額を更新することとなった。これは、YoYで200%の成長率を誇っている。

同社のジェフベゾスCEOは、アマゾンが「今年の間で40万以上の雇用を創出した」と強調している。確かに同社は、第2四半期における従業員数87万6800人から、第3四半期の128万5300人(YoYで50%増)と28%の雇用を創出している。

アナリストの間では、同社は約927億ドル程度の収益、一株当たり7.41ドルの企業成長となるだろうと予測していたが大幅に上回る結果となった。同社株価は通常取引で1.5%の増加、時間外取引で2%減少した。

また、アナリストは同社第4四半期の予想を1,123億ドルと予想したが、同社は1,120億ドルから1,210億ドルと収益予想を公開している。ベゾス氏は「これまで以上に多くの顧客がホリデーギフトのオンラインショップを早めにしており、今後の需要増に大きく期待できるだろう」とコメントを残している。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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Amazonが提供するオンラインツアー体験「Amazon Explore」

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ピックアップ:Amazon launches a virtual tours and experience platform, Amazon Explore ニュースサマリー:Amazonは9月末、体験型プラットフォーム「Amazon Explore」を発表した。同プラットフォームはオンライン体験・ツアーサービスを予約・購入できるマーケットプレイスで、現在は同社に承認されたホストのみがサービス公開…

日本の観光コンテンツも・Image Credit : Amazon Explore

ピックアップ:Amazon launches a virtual tours and experience platform, Amazon Explore

ニュースサマリー:Amazonは9月末、体験型プラットフォーム「Amazon Explore」を発表した。同プラットフォームはオンライン体験・ツアーサービスを予約・購入できるマーケットプレイスで、現在は同社に承認されたホストのみがサービス公開可能な状況だ。

話題のポイント:Amazon Exploreは、オンラインツアリズム市場に乗り出したAirbnbの「Airbnb Experience」と非常に近いUXを提供しています。Amazon Exploreでは、価格帯を最低10ドルから最大で210ドルのレンジで公開しておりその経験の貴重さで値段の調整がされているようです。もちろん街中を巡るバーチャルツアーも数多く提供されていますが、Airbnb Experienceと同じように例えば異国のカルチャーを学べる経験「コスタリカでのコーヒー生産の仕組み」や「日本酒を日本のバーから学ぶ」など、まさに実際の観光ツアーが組まれそうなコンテンツもあります。

小売りのプラットフォームであるAmazonにてこうした「体験サービス」を立ち上げられるようになれば、いずれはマーケットプレイスに参加する小売企業から個人まで、幅広い人が教育・旅行・小売など多岐にわたる分野で体験サービスを立ち上げられるようになるはずです。実店舗の売上が厳しくなっている中、店舗からライブ配信をして、その場で商品を世界中に売るようなライブ配信ショッピングのような形にまで手を伸ばせる大きな可能性を秘めています。

今までも、例えばPrime Dayなどではライブ配信で商品の実演と販売を実施するなど動画と商品購入を結びつける動きはありました。しかし、あくまでAmazon Exploreは「経験」をすることが前提にあり、それに応じた商品購入フローが用意されているという点から両者は一線を画すと言えるでしょう。Amazonがオンライン体験に乗り出したことで、Airbnbなどにどういった影響を与えていくのか気になります。

共同執筆:「.HUMANS」代表取締役、福家隆

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Amazonの「手のひら」Key戦略:顔と手、どっちが安心?(2/2)

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顔と手のひら、どっちが安心? (前回からのつづき)貯金額を聞くのがある種タブーであるように、漏洩リスクがゼロではない銀行以外のシステムに個人と財布を親密に結びつける情報を渡すことに一切の不安がない人は少ないでしょう。それが顔ともなれば尚更です。 当然ですが、身体において一番プライバシーレベルが高い情報は顔です。パブリックな身元確認時には顔付きの証明書を要求されるように、顔と本人が持つ情報を結び付け…

顔と手のひら、どっちが安心?

Imaeg Credit:Amazon One

(前回からのつづき)貯金額を聞くのがある種タブーであるように、漏洩リスクがゼロではない銀行以外のシステムに個人と財布を親密に結びつける情報を渡すことに一切の不安がない人は少ないでしょう。それが顔ともなれば尚更です。

当然ですが、身体において一番プライバシーレベルが高い情報は顔です。パブリックな身元確認時には顔付きの証明書を要求されるように、顔と本人が持つ情報を結び付けることにはリスクが伴います。しかし、手のひらであればそのリスクを減らすことができます。

さらに、Keyの情報漏洩が起きた場合、顔情報であれば「ネットタトゥ」になるような悪用を懸念する必要があります。しかし、手のひらであれば二次的な被害を心配する必要はありません。Amazon Oneが手のひらをKeyとして採用した大きな理由はここにあります。

もちろん、深層心理で躊躇してしまうプライバシーだけが手のひらを採用した理由ではありません。本人特定能力においても手の方に優位性があります。手は高周波通しにくい身体組織において最も薄いパーツで、赤外線を用いた内部構造を把握しやすい特徴があります。そのため顔認証同様に表面形状の情報(しわ、瘢痕、隆起)に加えて内部構造(静脈、骨、軟組織)をAIによる特徴ベクトルが多い参照署名を作製することが可能になります。

この情報が仮に漏洩したとしても個人情報にたどり着くのは至難の技です。プライバシーを尊重しつつ、セキュリティの面からも手のひらは強固なKeyと言えます。

Imaeg Credit:Amazon One

つまり、多くの人が躊躇させてしまう点を避け、それだけでは個人を特定できな手のひらとクレジットカードを結んだ点にAmazon Oneの凄さがあるのです。そしてAmazon Oneは手のひら認証の技術でAmazonを新たな市場へと導く可能性を秘めています。

例えば、イベントの入場に必要なチケット。多くのイベントがウェブやアプリで処理ができるようになったものの、イベントごとに異なるサイトに情報登録が必要であったり、入場時には紙のチケットと本人確認を必要とするケースが少なくありません。仮にAmazonに登録されている情報でイベント登録が済み、Amazon Oneに入場口で手をかざすだけになれば体験として申し分ありません。

さらに、Amazonが本人認証と情報庫として浸透できれば本来のAmazonの強みを活かしてイベントチケット販売、グッズ販売を手がけることも可能となります。主催者側にとっては一貫して煩雑な管理を任せられる強力なパートナーとなるでしょう。

もちろん、本人確認をするシーンはチケットだけではありません。強弱様々な本人確認が必要な市場に切り込む武器、それがAmazon Oneなのです。

一見地味で、レジを効率化するものでもなければAmazon Goのような無人店舗の利便性を劇的に良くするものでもない単なる生体認証技術がAmazonを成長をさせるのか、Amazon Oneとどこがどのようなコラボレーションをするのか楽しみになってきました。

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Amazonの「手のひら」Key戦略:あらゆるものをアンロック(1/2)

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ピックアップ:Amazon sees broad audience for its palm recognition tech ニュースサマリ:Amazonは9月29日、シアトルにある2つのAmazon Goストアで「Amazon One」という新しい手のひら認識技術を導入することを発表した。Amazon Oneは手のひらをキーとして、支払い、ポイントカードの提示など本人確認を有する場面を高速で便…

Imaeg Credit:Amazon One

ピックアップ:Amazon sees broad audience for its palm recognition tech

ニュースサマリ:Amazonは9月29日、シアトルにある2つのAmazon Goストアで「Amazon One」という新しい手のひら認識技術を導入することを発表した。Amazon Oneは手のひらをキーとして、支払い、ポイントカードの提示など本人確認を有する場面を高速で便利にする非接触型の認証デバイスである。

話題のポイント:AmazonはすでにAmazon Goで店舗での決済レスサービスを2018年から展開しています。さらに2020年3月には「Just  Walk Out」としてAmazon Goで使用されている決済レスに必要なカメラ、マイクなどのセンサーからAI、導入支援までのシステムを販売することを発表しています。

スマホだけを持って入店し、商品を取って帰るだけ。そんな体験を実現しているAmazonが今回発表したのが手の生体情報と決済情報を結びつける「Amazon One」です。確かに一度登録が完了すればAmazon Goにスマホすら持っていく必要すらなくなります。一方、人そのものが「クレジットと結ばれる」進化を遂げたこの仕組みが、果たして「Just Walk Out」を補完するだけの存在なのでしょうか。

実はAmazon Oneは小売だけをターゲットにしているわけではありません。「本人認証」に利便性と安心を与え、必要なほぼ全ての局面において最良の選択肢になろうとしています。コンピュータビジョンに対するAIの貢献もあって、顔認証はスマホに導入されるほどに普及し始めました。この流れはAmazon Goに代表するように人そのものとデジタルウォレットを結びつけます。しかし、これは人を不安にさせる原因となります。(次につづく)

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Amazon新デバイス発表:高齢者を見守る「Care Hub」を公開(2/2)

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(前回からのつづき)Care Hub以外にもAmazonは本日(9月24日)、クラウドゲーミングサービスの「Luna」、球体の形をした「Echo Dot」、ホームセキュリティドローンの「Ring」、音声コマンドで動画再生時にユーザーの声を追いかけてスクリーンが回転する250ドルのスマートディスプレイ「Echo Show 10」も発表している。本日開催された非公開バーチャルイベントにおいてデモが行わ…

(前回からのつづき)Care Hub以外にもAmazonは本日(9月24日)、クラウドゲーミングサービスの「Luna」、球体の形をした「Echo Dot」、ホームセキュリティドローンの「Ring」、音声コマンドで動画再生時にユーザーの声を追いかけてスクリーンが回転する250ドルのスマートディスプレイ「Echo Show 10」も発表している。本日開催された非公開バーチャルイベントにおいてデモが行われ、このスマートディスプレイは今はなきホームロボットの「Jibo」に似た動きを見せた。スマートディスプレイをより快適なビデオ通話画面へと移行させる動きはFacebookの「Portal」とも競合している。

近年、Amazonはますます健康関連のプロダクトとサービスへと向かって進んでいる。今月Amazonが発表したウェアラブルデバイスの「Halo」は、睡眠、活動量、体脂肪率、音声を分析することによってユーザーのメンタルやエネルギーの状態を予測してくれる有料のフィットネストラッキングサービスだ。これに先立ちAmazonは医療記録に用いられる自然言語処理(NLP)の「AWS Comprehend」をローンチし、2018年には処方薬のデリバリ企業PillPackを買収している

この他にも大手テクノロジー企業による健康産業への進出が見られている。今月初めにAppleは、新型コロナウイルスの検出にも役立つ指標とされる血中酸素濃度を測定する機能を備えたApple Watchの新製品および、Apple Watchとスマートフォンを組み合わせて有料のエクササイズサービスを提供する「Fitness+」を発表した。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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