Amazonが提供するオンラインツアー体験「Amazon Explore」

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日本の観光コンテンツも・Image Credit : Amazon Explore

ピックアップ:Amazon launches a virtual tours and experience platform, Amazon Explore

ニュースサマリー:Amazonは9月末、体験型プラットフォーム「Amazon Explore」を発表した。同プラットフォームはオンライン体験・ツアーサービスを予約・購入できるマーケットプレイスで、現在は同社に承認されたホストのみがサービス公開可能な状況だ。

話題のポイント:Amazon Exploreは、オンラインツアリズム市場に乗り出したAirbnbの「Airbnb Experience」と非常に近いUXを提供しています。Amazon Exploreでは、価格帯を最低10ドルから最大で210ドルのレンジで公開しておりその経験の貴重さで値段の調整がされているようです。もちろん街中を巡るバーチャルツアーも数多く提供されていますが、Airbnb Experienceと同じように例えば異国のカルチャーを学べる経験「コスタリカでのコーヒー生産の仕組み」や「日本酒を日本のバーから学ぶ」など、まさに実際の観光ツアーが組まれそうなコンテンツもあります。

小売りのプラットフォームであるAmazonにてこうした「体験サービス」を立ち上げられるようになれば、いずれはマーケットプレイスに参加する小売企業から個人まで、幅広い人が教育・旅行・小売など多岐にわたる分野で体験サービスを立ち上げられるようになるはずです。実店舗の売上が厳しくなっている中、店舗からライブ配信をして、その場で商品を世界中に売るようなライブ配信ショッピングのような形にまで手を伸ばせる大きな可能性を秘めています。

今までも、例えばPrime Dayなどではライブ配信で商品の実演と販売を実施するなど動画と商品購入を結びつける動きはありました。しかし、あくまでAmazon Exploreは「経験」をすることが前提にあり、それに応じた商品購入フローが用意されているという点から両者は一線を画すと言えるでしょう。Amazonがオンライン体験に乗り出したことで、Airbnbなどにどういった影響を与えていくのか気になります。

共同執筆:「.HUMANS」代表取締役、福家隆