[Startup Asia Jakarta 2012]BlackBerryユーザにフォトフィルターで楽しさを提供する「BibbyCam」

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【翻訳 by Conyac】 【原文

BlackBerryユーザだけでなく、Tech in Asiaの定期的な読者ならインドネシア発の写真フィルターアプリ「BibbyCam」をご存知かもしれない。私たちは今年初めに、制作チームの夫婦をインタビューした。Grace Tahir氏とRonald Komalaputra氏は、賞金獲得が1つのチームに許される私たちが主催するStartup Asia Jakartaコンテストのステージに立っている。

無料アプリ「BibbyCam」は、20種類の写真フィルターを備えており、ユーザは数あるプリセットオプションを使ってオリジナル写真を作ることができる。出来上がった写真はダイレクトにPinterestやTwitterで共有でき、自分のBlackBerryに思い出として保存するだけでもいい。ユーザは世界に8万人、BlackBerryのメーカーRIMにメインの「Carousel」アプリとして選ばれた。

5分間にわたるBibbyCamのデモが終了すると、審査員が当然質問してくるであろう収益化について彼らは説明した。アプリはいくつかの巧みなターゲット広告を使った広告支援型を採用しており、提携に向けていくつかの企業と交渉しているということだ。

ステージに上る前にGrace氏は、このスタートアップの7人制のチームがBB10に向けて準備を進めていることを教えてくれた。BB10といえば全く新しいOSであり、BlackBerryも今年には新機種を展開し始める。旧型BB7とは全く異なることから、アプリの総書き換えと再設計が必須のようである。

Arenaで繰り広げられたエネルギッシュでわかりやすいデモを終え、審査員4名が質問する番となった。Benjamin氏は「BlackBerryはあまりうまくいっているとはいえないし、アンドロイド向けではないことに意味があるように思えないが」と話を切り出した。Ronald氏は、BibbyCamはBlackBerryでは他をしのいでおり、最新版は前進するための良いステップになると反論した。しかし、なぜ落ち目のモバイルOSに傾倒するのかという問題の核心には触れなかった。

特別審査員のDaniel Saito氏は、BlackBerryのカメラは駄目だ、カメラはアンドロイドかiPhoneの方が良いと切り捨てた。それに続けてBenjamin氏も、「君たちはユーザ獲得をなんとかしなくてはいけない」と指摘した。最後にAndy Zain氏は、アプリは驚異的なものであるべきで、ただ穴埋めするものではないという専門家としての意見を述べた。審査員からは「愛の鞭」ともいえる厳しい意見があった、とMCのRichard Robinson氏は締めくくった。

以上が、6月8日と9日にわたり私たちが主催したスタートアップイベント、Startup Asia Jakarta 2012の特集の一部である。他のStartup Arenaのピッチ内容はこちらから。Twitterの@startupasiaFacebookページGoogle+RSSでもフォローができる。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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