Appleの元CEOジョン・スカリー、有名デザインファームと組んで199ドルのスマホを発表

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「SF1」
199ドルのAndoroidフォン「SF1」

<ピックアップ>Former Apple CEO, Beats Design Firm Team on Sleek, Low-Cost Android Phones for Developing World

ジョン・スカリー。Appleファンの方であればご存知かもしれないが、ジョブズがAppleを追放された後にCEOとして経営にあたっていた人物だ。

その元AppleのCEOが、新しくスマートフォンをローンチした。スカリーの率いるObi Worldphoneは、199ドルのAndroidフォン「SF1」とより安価な129ドルの「SJ1.5」という2つのモデルのスマホを発表した。ヘッドフォンBeats by Dreのデザインを担当したことでも知られるデザインスタジオのAmmunitionがデザインを担当している。

「エレガントなデザイン」かつ「性能も妥協しない」ことを売りにしており、旗艦モデルのSF1の主なスペックは5.0インチのディスプレイ、Snapdragon615のオクタコアのCPU、1300万画素のメインカメラと500万画素のフロントカメラ、デュアルSIM対応といったところだ。

サンフランシスコ発のプロダクトではあるが、サウジアラビア、インドネシア、ベトナム、タイなど初めてスマホを購入する人が多い新興国市場での浸透を狙っていくとのことで、10月から店頭で販売が開始される予定だ。その他の地域では当初はオンラインでの販売になる。

リサーチファームCreative Strategies, IncのTim Bajarin氏は「今後3年間で、10億のユーザーがローエンド、スターターのスマートフォンから、より性能の高いスマートフォンに買い換えるだろう」と話す。Obi Worldphoneのデザイン重視の姿勢と大胆な値段設定は、まさにそうしたトレンドを読んでのことだろう。

SF1のスペックはこちらから、SJ1.5のスペックはこちらから確認いただける。

「SJ1.5」
129ドルの「SJ1.5」

via. re/code

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