ウエアラブルスタートアップのLogBarが、身につける翻訳デバイス「ili(イリー)」をCES 2016で発表

Masaru IKEDA by Masaru IKEDA on 2016.1.6

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指輪型ウエアラブルデバイス「Ring」の発表から約2年、シリコンバレーと東京を拠点とするスタートアップ LogBar は新たなるプロダクト「ili(イリー)」を、アメリカ・ラスベガスで開催中の CES (Consumer Electronics Show)で発表した。デバイスは小型で首にかける形で利用でき、初期バージョンでは英語・日本語・中国語(おそらく、普通話)間の翻訳に対応する予定。言語認識、翻訳エンジンはデバイス内に持つため、インターネット接続が無いところでも使える。

ili の表面には、iPhone の指紋センサーにも似たボタンが備わっており、自分が話をし始める前にボタンを押すことでデバイスが言葉を認識、翻訳して外国語で発声する。販売価格については発表されていないが、今年3月か4月頃、そう高くない価格で予約注文を開始するとしている。第2バージョンでは、フランス語、タイ語、韓国語、第3バージョンではスペイン語、イタリア後、アラビア語にも対応する予定。ビジネスモデルについては、デバイスの販売に加え、ili を利用したビジネス・ネットワークの形成を LogBar は模索している。旅行代理店、ホテル、交通、レンタカーなど、観光客や出張客への情報提供機会を求める事業者と連携することでマネタイズを図るようだ。

ili のスペック詳細については明らかになっておらず、技術的実現可能性については議論の余地があるが(vaporware になりませんように…)、これは、ドラえもんの「翻訳こんにゃく」そのもので、Back to the Future の De Lorean を本当に作った日本環境設計に続き、SF 映画を現実のものにしようとするスタートアップの活躍に期待したいところだ。

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Masaru IKEDA

Masaru IKEDA

1973年大阪生まれ。インターネット黎明期から、シンクタンクの依頼を受けて、シリコンバレーやアジアでIT企業の調査を開始。各種システム構築、ニッポン放送のラジオ・ネット連動番組の技術アドバイザー、VCのデューデリジェンスに従事。SI、コンサルティング会社などを設立。Startup Digest(東京版)キュレータ。

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