モバイル動画アプリ「ViMET」が月間平均視聴数500万再生を突破、大幅バージョンアップでタテ型動画に対応

Masaru IKEDA by Masaru IKEDA on 2016.1.12

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昨年3月にオープンβ版としてリリースした「ViMET(ビメット)」は、動画をキュレーションする iOS アプリだ。YouTube から動画を取得し、ViMET の他ユーザの視聴履歴との協調フィルタリング、ユーザ自らの視聴履歴に基づく深層学習に基づいて、ユーザが好むような動画を連続して再生し続ける。

同社は先ごろ、ユーザ体験の向上を狙い、アプリをバージョン3.0に更新した。今回のバージョンアップで機能追加されたのは、チャンネルという概念の追加と、タテ型動画への対応だ。

昨年8月の正式ローンチからユーザの声を聞いていて、いい点悪い点が出てきました。現在までは、アプリから一方的に動画を表示していて、ユーザに動画を選ぶ余地を与えていませんでした。テレビのようにチャンネルのザッピングさえできないことに気づき、チャンネルという概念を追加しました。

現在は音楽などテーマやジャンルに沿ったチャンネルを10ほど用意してあり、将来的には企業の動画をキュレーションした企業チャンネルを作ったり、TVer のようなサービスとの連携も模索したいと考えています。

また、これまではヨコ画面強制で没入感が出せた反面、気軽に動画を見られる体験を提供したいというビジョンには、ヨコ画面だけではミスマッチであることがわかりました。例えば、C CHANNEL などでもタテ型動画が主流になってきています。そこで、ViMET でもタテ型動画に対応することにしました。(ViMET を開発・運営するエメットクリエーション代表取締役社長の柳本創氏)

柳本氏の話を聞くと、ViMET はサービスのさまざまな KPI を設定する上で、C CHANNEL を積極的に意識しているようだ。インプレスの クラウドWatch とのインタビューの中で、C CHANNEL はローンチからの5ヶ月で250万再生を達成しており、2015年12月には1,000万再生、2016年には1億再生を達成する見込みとしている。

一方、ViMET はローンチから9ヶ月でユーザ数は30万人(アプリのダウンロード数)、月間平均視聴数500万再生を突破。ViMET の動画一本あたりの再生時間は平均15秒と短いので単純比較はできないが、なかなか好調な数字を叩き出していると評価できるだろう。

なお、エメットクリエーションでは、2015年に人気のあった動画を紹介する「年間動画視聴回数ランキング」を12月末に発表している。バイラルメディアとして有名な TABI LABO やロケットニュース24などが取り扱った動画が上位を占めているが、今年は Buzzfeed Japan のローンチが予定されているほか、分散型メディアの先駆けとして知られる NowThis などのメディアの台頭により、ViMET のようなプラットフォームにも面白い影響をもたらすことになるだろう。

ViMET の競合としては、サイバーエージェントが展開する動画キュレーションアプリ「MIRUYO!」などが挙げられる。

<参考文献>

Masaru IKEDA

Masaru IKEDA

1973年大阪生まれ。インターネット黎明期から、シンクタンクの依頼を受けて、シリコンバレーやアジアでIT企業の調査を開始。各種システム構築、ニッポン放送のラジオ・ネット連動番組の技術アドバイザー、VCのデューデリジェンスに従事。SI、コンサルティング会社などを設立。Startup Digest(東京版)キュレータ。

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