緑を愛するメディア「LOVEGREEN」運営が1.4億円調達、グリーン・コーディネートのサービスECを展開へ

Takeshi Hirano by Takeshi Hirano on 2016.11.21

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写真左から:COOに就任した川上睦生氏と同社代表取締役の石塚秀彦氏

植物の育て方や飾り方などのライフスタイル情報メディア「LOVEGREEN(ラブグリーン)」を運営するストロボライトは11月21日、ニッセイ・キャピタルを引受先とする第三者割当増資を発表した。調達した資金は総額約1億4000万円で、株式の比率や払込日などの詳細は非公開。

また今回の調達と合わせ、スタートアップの創業経験もあり、またディー・エヌ・エーやアイスタイルなどで活躍してきた川上睦生氏が同社のCOO(最高執行責任者)に就任したことも公表されている。同社では今回調達した資金でメディアの拡大および新規事業としてグリーン全般のコーディネートや管理に関するサービスEC事業を立ち上げる。

シーエー・モバイルで広告関連事業に携わった石塚秀彦氏がストロボライトを立ち上げたのが2012年7月の頃。ありとあらゆる情報が有象無象に散らばるネットの中で、実は植物に関する「今風の」情報は少ない。石塚氏がそれに気がついたのは結婚という節目の時だった。

「僕も元々、興味なかったんですよ。忙しく働いていたらそもそも植物にお金を支払う感覚なんてないし、独身男性は特に気がつきにくい。でも家庭を持って分かったんです。ここはあるなと」(石塚氏)。

実際もう少し上の50代や60代といった、余暇が生まれつつある世代に対してこの事業を説明すると高い確率で賛同が得られるそうだ。

「正直、現状はウェブ0.5ですね。周りを見渡すと商業施設にはグリーンが入ってきてるし、家の中で育てられるようなものが手軽に入手できるようになってる。けど、情報については情報番組とか小さなホームページみたいな情報しかなかったんです」(石塚氏)。

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インテリアやエクステリアの総合情報についてはもちろん注目されていなかったわけではなく、Houzzモデルの iemo や Roomclip のような、やや DIY に寄ったような着目点のメディアがそれぞれ成長過程にある。ただ、「グリーン」単体で伸ばそうというバーティカルはまだなかった。

情報が少ないと当然ビジネスも硬直化しがちになる。植物のコーディネートや管理を任せようにも、特定事業者しかでてこなかったり、ビジネスがはっきりしてない個人事業主に当たる可能性も高くなる。彼らも当然そこは考えていて、現在のメディア展開に続いてサービスEC を立ち上げ準備中だ。

「植物の情報は育て方、管理の方法、飾り方の三つが主になります。こういったサービスを提供してくれる庭師の方って実はすごい人気で依頼ができなかったりするんです。かと言って生活サービス系のところで依頼すると何でも屋さんが出てきてしまう」(石塚氏)。

この隙間にどれだけのチャンスがあるのか、正直彼らの用意する市場数値だけでは判断がつかない。しかし、実は私も彼らと同年代ということもあって、家庭を持ち、家の中やオフィスにグリーンを飾ることが多くなった。当然、管理などの情報が欲しくなってネットで検索する流れになっていて、もしここで手軽に依頼できるサービスに出会ったら一考していたのは確かだと思う。

このニッチ市場に花が開くのかどうか、サービスの開始を待ちたい。

Takeshi Hirano

Takeshi Hirano

ブロガー。TechCrunch Japan、CNET JAPANなどでテクノロジー系スタートアップの取材を続け、2010年にスタートアップ・デイティング(現THE BRIDGE)を共同創業。1977年生。(株)THE BRIDGE代表取締役

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