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「庭の総合代理店」ストロボライトが3.5億円調達、紙・ウェブ・企画の3事業で組み立てるビジネスモデルとは?

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(写真左から)取締役の川上睦生氏、代表取締役の石塚秀彦氏、執行役員の上野真哉氏

園芸向け総合事業を展開するストロボライトは12月25日、ニッセイ・キャピタルを引受先とする第三者割当増資を発表した。調達した資金は総額約3億5000万円で、株式の比率や払込日などの詳細は非公開。同社の資金調達は公開されているもので3回目で、アイモバイル、SMBCベンチャーキャピタル、プライマルキャピタル、個人投資家を引受先とするシード調達と、それに引き続く2回目、3回目のラウンドは共にニッセイ・キャピタルが単独で引き受けている。

同社は植物や園芸にまつわるライフスタイルを伝えるウェブメディア「LOVEGREEN」をはじめ、園芸店や生花店、ホームセンターなどに8万部配布されているフリーペーパー「Botapii(ボタピー)」、家庭の庭やオフィスグリーンをプロデュースする「MIDOLAS(ミドラス)」の3事業を展開している。今回調達した資金ではMIDOLAS事業に必要なシステム開発の人員強化やマーケティングに使われる。

園芸業界のエージェント的立ち位置を狙う

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オフィスは事業部ごとに異なる種類のグリーンが育てられている

園芸業界の情報サイト「LOVEGREEN」から始まったストロボライトの挑戦は順調に成長しているようだ。同社を取材したちょうど1年前に話されていたサービスEC構想は「MIDOLAS」として形になり、ウェブのみならずフリーペーパー事業としてメディア展開も拡大していた。人員は3事業合わせて30名近くの陣容になっているそうだ。

そもそも園芸やオフィスグリーンのビジネスモデルを考える機会はあまり多くないかもしれない。毎日触れ合う環境のことであるにも関わらず、家の庭園であれば新築や増改築のタイミングぐらいしか施工のチャンスはないし、オフィスグリーンにしても移転の時に相談するぐらいが一般的だろう。つまり飲食などのように「1日3回必ずある」というようなわかりやすいビジネスチャンス計算がしづらい。

石塚氏らの説明では、この分野に代理業務を担うエージェント的な存在はおらず、新築や移転の時に施工に関わった工務店や、普段使っている生花店などに相談が持ち込まれ、そこから知り合いの園芸業者に仕事がまわる「超アナログ」な実態があるのだという。

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発行されているフリーペーパー

彼らのアプローチは明快だ。ウェブメディアを使って幅広く園芸に関心のあるユーザーの集客力を高める。次に形あるフリーペーパーを使って生花店やホームセンターなどに設置することで「関連する事業者」のネットワークを構築する。こうやってできた「庭やオフィスのグリーンの手入れをしたいユーザー」と「造園を手がけることのできる事業者」をマッチングさせる。

MIDOLAS事業はこの両者を繋ぐ窓口になる、いわばオンライン上の代理店となる。現在はまだ依頼を受けた造園などの仕事はMIDOLAS事業部で直接手がけるものもあるそうだが、徐々に企画やプロデュース業務に移行し、具体的な剪定や造園などの仕事は全国に散らばる事業者に依頼されるようになるという話だった。

イメージとしては印刷のラクスルやクリーニングのリネットなど、小さな既存事業者をネットワークし、ウェブマーケティング手法を中心に集客を効率化したモデルに近い印象だ。単価については高いもので数百万円、平均すると30から50万円ほどのレンジになっているという。

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代表の石塚氏がこよなく愛するサボテンたち。30年から40年ものだそうだ

ところで記事の合間にいくつか写真を挟んだ通り、彼らはインターネットを使ったメディアやマーケティングをこの業界に持ち込むネット事業者であると同時に、植物を愛する人たちでもある。メンバーがそれぞれ生花店出身だったり、グリーンに対する知識や情熱がオフィスに溢れている。

こういったエクステリア・インテリア関連については市場規模も大きく、筆者は過去にメディア先行、SEO重視の事業者の話題を扱うこともあったが、決まってその場所に具体的な土や緑の香りがすることはなかった。ややもするとKPIや数値偏重になりがちなネットビジネスではあるが、サービスが飽和しつつある今だからこそ、こういった手触り感が差別化のポイントになる、なって欲しいと感じる取材でもあった。

 

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東大女子が世界8カ国を巡って開眼した「アプリ開発」の道ーー隠れたキーマンを調べるお・口コミコスメアプリLIPS松井さん

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編集部注: 「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。 ティーン向けのコスメ口コミアプリ「LIPS」を運営する東大発スタートアップAppBrew。その共同創業者で「LIPS」の発案者でもある取締役の松井友里氏。アメリカで…

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AppBrew取締役の松井友里氏

編集部注: 「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

ティーン向けのコスメ口コミアプリ「LIPS」を運営する東大発スタートアップAppBrew。その共同創業者で「LIPS」の発案者でもある取締役の松井友里氏。アメリカで育ち、帰国して東大に入学。世界を巡ってスタートアップを取材するなど勢力的に活動し、AppBrewを共同創業。これまでの生い立ちや想いなどを伺ってきました。

大柴;本日はよろしくお願いします!ところで海外での生活が長かったとお聞きしましたが。

松井:アメリカのニューヨークにいたんです。7歳から18歳までいました。

大柴:アメリカでは日本人学校に通っていたのですか?

松井:いや、現地校です。

大柴:そうなんですね。じゃあ英語はもうバリバリ。

松井:妹ととは英語で会話していました。家族とは日本語です。

大柴:なるほど。アメリカでの生活はどのようなものでしたか?

松井:友達がそんなにいなかったんですよね(笑)。いわゆる「オタク」でした。アニメを見たり、ネットをしたり。pixivやニコニコ動画、あと「こえ部」ってサービスがあって。これらのサービスはかなり利用していました。

大柴:日本のネット好きと変わらない生活(笑)。

松井:そうですね。匿名でのやり取りが良かったのかもしれません。ネットにはそういう空間があって、心地良かったです。

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松井さんが発案した口コミコスメアプリLIPS

大柴:そんな生活を経て、日本に帰国し、大学に入るわけですが。なぜ東大を選ばれたのですか?

松井:当初は美術系に興味があって、美大を受けようかなって思っていました。ただいろいろと考えていくうちに「センス無いかも」って思ってきてしまって。自信が持てなかったし、食べていくのが大変そうだな…って思ってしまって。それで一般の大学にしようと思い、東大に入りました。

大柴:「東大に入りました」って簡単に言うけど、なかなか入れないっすよ(笑)。大学に入学してからのことをお聞きしたいです。

松井:はい。大学入ってすぐに勉強に飽きてしまったんですよ(笑)。それで夏にASHOKAでインターンをすることにしたんです。友達に誘われたのがきっかけなんですが。新しいことに挑戦したかったので、やってみることにしました。

大柴:ASHOKAというのは?

松井:ASHOKAは「世界最大のソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)のネットワーク」で、世界各地に拠点を持っている団体です。そこで「社会起業」っていうものがあるんだなって知り、興味を持ちました。

大柴:松井さんはその時に「解決したい社会課題」ってあったのですか?

松井:端的に言うとメンタルヘルス関連です。根本的に人間が病んでしまうことを解決するのは医学ではないのではないかという仮説を持っていて、それを実証解決する取り組みをしていきたいと考えていました。

大柴:現代においてメンタルヘルスの問題って数多く出てきてますし、ストレスチェックの義務化など企業においてもその取り組みが進み始めていますね。でも既存のものは僕自身も不満足というか、課題しかないなぁと感じています。

松井:そうですね。そこには課題があるなぁと悶々としてたんですが、そんな時にあるIT企業が主催する学生向けイベントに参加したんです。仲さん(ウォンテッドリー代表取締役CEOの仲暁子氏)が講演するというイベントで、友達が熱烈に仲さんのファンだったんです(笑)。でも彼女、そのイベントに参加できなくなってしまい、「私の代わりに仲さんにコレを渡して!」って手紙を預かったんです(笑)。

大柴:なんかすごい(笑)。

松井:私はその友達の代理でそのイベントに参加して、仲さんの話を聞いたんです。そうしたら、仲さん、めちゃくちゃカッコイイ!って私も感じてしまったんです(笑)。

大柴:仲さんって、なんかすごいオーラありますよね。カッコイイなって僕も初対面の時に思いました。で、手紙は?

松井:渡しました(笑)。友達から預かった手紙を渡した時に、仲さんから「君、意識高いの?うちでインターンやらない?」って誘って頂き、後日実際にメッセを頂きました。正直めちゃくちゃ嬉しかった(笑)。

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大柴:おー。それでインターンはされたんですか?

松井:はい。ウォンテッドリーでインターンすることになりました。

大柴:初めてのスタートアップ、どうでしたか?

松井:実際に入ってみて、今までやってきた事とはスケールの仕方やスピード感が全然違いました。圧倒されました。エンジニアの近くの部署だったんですが、エンジニアがまたすごくて。自分でもコードを書いてみたい!って思うようになりました。

大柴:ウォンテッドリーではどのくらい働かれたのですか?

松井:約1年くらいです。その後は妹と二人で「世界8ヵ国を巡って、各地のスタートアップを取材し、ブログを書く」という事をやりました。クラウドファンディングで資金を募って、80万円ほどの資金を調達しました。その資金で3ヶ月間、東南アジア、アメリカを巡りました。

大柴:すごい!実際に何社くらい取材されたのですか?

松井:70社ほどです。とても良い経験ができました。

大柴:なるほどー。そもそも何でその企画をやろうとしたんですか?

松井:ウォンテッドリーで社内ブログを書いていて、比較的好評だったというのもあるのですが、私はウォンテッドリーでスタートアップの素晴らしさを感じましたし、そういうスタートアップは世界中にたくさんあるので、それらの企業を得意な英語を活かして取材し、日本語で発信できたら、スタートアップを知らない日本の大学生などにも熱気を伝えることができるんじゃないかと考え、実行してみることにしました。

大柴:なるほど。面白いですね。8ヵ国を巡ったということですが、印象に残る国、都市はありますか?

松井:ジャカルタは「ここには住めそうだなぁ」と思いました。あとはイスラエル。イスラエルは良かったです。環境も気候も良かったです。

大柴:イスラエルはIT先進国として有名ですよね。ただ日本人にとっては少し危険な地域という印象もありますが。

松井:そうですね。実際にイスラエル人の起業家と話した時に「イスラエルでは起業家マインドを持つのは一般的なことで、それはなぜかというと、いつ死ぬかわからないからやりたいことをやろう、という気持ちからきている」と語っていて、とても印象深かったです。

大柴:なるほど…確かにそうですね。

松井:また、インドやインドネシアを訪問して「これはやっぱりスマホの時代だ」と感じ、自分でアプリを作れるようになりたいなと思ったんです。それで帰国後は知人が運営してたアプリの制作をお手伝いすることになり、そこでRailsエンジニアとして育ててもらいました。その頃に深澤(AppBrew代表取締役の 深澤雄太氏)から「抱えてる案件が忙しくて手が回らないので手伝って」と言われたんです。

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写真左:AppBrew代表取締役の 深澤雄太氏

大柴:深澤さんとは元々面識はあったのですか?

松井:そうですね。授業で会ったりはしていました。

大柴:最初の印象って?

松井:哲学の授業だったんですが、私の友達が彼と話をしていて。「きっと哲学オタクなんだろうな」って思ってたら理系で、プログラミングをやっていると聞いて、面白いなと。哲学も詳しかったんですが。

大柴:(笑)

松井:深澤はフリーランスとしてシステム開発を受託していて、そこで私も手伝うことになりました。

大柴:まだ会社では無かったんですね。

松井:はい。受託が一旦一段落した時に「自分達のサービスをやりたいよね」ってなって。気づいたら登記してて、気づいたら私も取締役になっていました(笑)。

大柴:その辺は深澤さんが全部?

松井:そうですね。基本は全部いつの間にかにやっていました。

大柴:AppBrewを立ち上げてからのお話を伺いたいんですが、現在のメイン事業である『LIPS』をリリースするまでにいくつかのプロダクトを世に出したそうですが?

松井:はい。何個も作ってリリースしました。すぐに閉じたものもあります。いろいろ試行錯誤をしている中で作ったのが『LIPS』です。元々私がTwitterやInstagramなどでコスメの情報を収集し、参考にしていました。既存のサービスや検索などではわからない「リアルな声」を反映したコスメサービスがあったら良いなぁと思っていて。それで作ろうってなったんですが、最初は社内でもあまり評価高くなくて(笑)。

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大柴:そうなんですね(笑)。

松井:でもニーズがある事はわかっていたので、そのまま開発を進め、今年1月にリリースしました。現在は40万ダウンロードくらいされています。本格的なプロモーションはこれからですね。

大柴:なるほどなるほど。プロダクトに関しては松井さん、開発に関しては深澤さんっていう役割分担だとは思うのですが、松井さんから見て深澤さんってどういう人ですか?

松井:技術力はもちろんの事、自分には持っていないたくさんのものを持っている人だなって思っています。技術力は知識が広く、深いんです。それだけじゃなく、営業もファイナンスもマーケティング戦略もできるのでオールラウンダーです。私は目の前の事で頭がいっぱいになるタイプで、目の前に現れた問題を都度解決していく感じ。その時に必要なことをその時に覚える。深澤はもう少し広い視点で今やることに落とし込む。そういうタイプです。

大柴:なるほど。良い役割分担ですね。これから会社も大きくなっていくと思いますが、どういう人達と一緒に会社を作っていきたいとお考えですか?

松井:数値に落とし込んで、数値で改善していく。自分のこだわりや先入観ではなく、数値で物事を語れる人達と一緒にやっていきたいと思っています。規模が大きくなればなるほどそういう考えが必要かなって思っています。

大柴:なるほど、確かにそうですね。松井さんの野望というか、今後の展望というか。どういうことをやっていきたいですか?

松井:そうですね、まずは『LIPS』をもっともっと成長させたいというのが当面の目標です。たくさんの人に使ってもらえるサービスにしていきたいです。生活の一部になるような、そんなサービスを作っていければと思っています。そのもっと先は…一個人にとって深い悩みを解決できるようなことができたら良いなと思っています。

大柴:良いですね!引き続き頑張ってください!今日はありがとうございました!

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Tim Draper氏、ビットコインブームとICOの将来を語る——日本が勝者になる理由とは

ビットコインは間違いなく、2017年にたびたび耳にしたバズワードの一つだ。あなたが、いずれ弾けるかもしれないバブルと疑っているか、あるいは、その可能性について力強い信念を持っているかはともかく、ビットコインはあらゆる場所に存在する。今や、およそ9ビットコインで、ランボルギーニが1台買えてしまう。 トップのベンチャーキャピタリストたちも、その価値を見出している。DFJ および Draper Asso…

DFJ と Draper Associates の設立パートナー Tim Draper 氏
Image Credit: Dean Takahashi / VentureBeat

ビットコインは間違いなく、2017年にたびたび耳にしたバズワードの一つだ。あなたが、いずれ弾けるかもしれないバブルと疑っているか、あるいは、その可能性について力強い信念を持っているかはともかく、ビットコインはあらゆる場所に存在する。今や、およそ9ビットコインで、ランボルギーニが1台買えてしまう

トップのベンチャーキャピタリストたちも、その価値を見出している。DFJ および Draper Associates の設立パートナーである Tip Draper 氏は、長年にわたり仮想通貨の熱狂的な支持者だ。彼は2014年、1ビットコインあたり600米ドルで3万ビットコインを購入した。今日、その価値は2億1,300万米ドルで、1,083%も上昇したことになる。

ビットコインの価値は今年も上がり続け、11月だけで1ビットコインあたり7,000米ドルから11,000米ドルにまで跳ね上がった。先週にはシカゴの CBOE(オプション取引所)で、ビットコインの先物取引が開始された。先週日曜日には1ビットコインあたり19,700米ドルに達したが、今朝(アメリカ太平洋標準時22日朝)には12,500米ドルにまで下落した。この常態的な価格変動は、投資家たちを不安にさせる。

(ツイートの訳)ビットコインの真の信者は、自信を持ってこのボラティリティを乗り切ることができるだろう。世界の通貨需要は引き続き、衰えることを知らない。

著名な VC もビットコインを保有しているが、(スクルージ・マクダックのように)Draper 氏は彼らをそのうちにカウントしない。Draper 氏は投資家として、ビットコインやブロックチェーンに賭けている。CB Insights はこの分野で、Draper Associates を4番目にアクティブな投資家として評価している

我々は Draper 氏に、ビットコインブームと ICO(イニシャル・コイン・オーファリング)の将来について、いくつかの質問をした。

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(このインタビューは、内容を明確なものにし、長さを調整するために編集されたものだ。)

VentureBeat:

ビットコインに初めて投資したのはいつですか? その理由は?

Tim:

私は、仮想通貨がそれまでよりも状況がよくなり、価格も安定し、政府の気まぐれの影響を受けにくくなると考え、ビットコインを購入した。ビットコインは、統治がよくない環境に対応するヘッジであり、世界中でも、そのような意図で求められる傾向が多いようだ。

VentureBeat:

仮想通貨は、今年とてつもなく成長しました。2018年も同様の成長が続くでしょうか?

Tim:

私が思い描く将来は、より仮想通貨があらゆる場所に普及し、その規模はフィアットよりも大きくなるだろうというものだ。これは、仮想通貨の価値が現在よりもはるかに大きなものになることを意味している。

VentureBeat:

ビットコインが常に高値である今、その一部を売ろうと考えていますか?

Tim:

何のために? それは、金を貝と交換するようなものだ。私は過去を振り返ることには興味はない。

VentureBeat:

ビットコインを金と比べる人は多いですが、それには賛成されますか?

Tim:

いいえ。金は形あるもので運びにくいし、モノの購入に使うには現実的ではない。しかし、とても輝いている。ビットコインの方が、もっと役に立つだろう。

VentureBeat:

中国が ICO を禁止したことについて、不安はありますか?

Tim:

この技術が普及し、今や自由に他国へ移動できる素晴らしいエンジニアや起業家によって開発が続けられる中で、中国のような政府は敗者になるのではないかと思う。世界中の政府は、市民、お金、企業、起業家を求めて競争し合っている状態。中国はその戦いに敗れ、ビットコインを国の通貨にした(取引高世界1位)日本は勝者になるだろう。

VentureBeat:

最終的に、ICO は IPO に代わるものとなるでしょうか?

Tim:

ICO は全く IPO と違うものだ。むしろ、会社(に対する投資)よりは Kickstarter のクラウドファンディングに近い。ICO がもたらす最良のメリットは、社会学上での変化だ。

VentureBeat:

ある時点から、トップティアの VC がスタートアップに対して、従来型の資本ではなくビットコインで投資を始めるとお考えですか?

Tim:

私はすでに、ビットコインで何度も投資をしているよ。他の投資家が私と同じようにし、規制当局も加わって、ビットコインをペソ、日本円、ユーロと同じように通貨として扱うだろうというのは疑わしい。ビットコインで投資することの利点は、すべての会計処理が自動的にブロックチェーン上で処理されること、そして、スマートコントラクトにより、曖昧な言葉での契約を置き換え、法的問題を最小限に抑えられることだ。

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【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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筑波大学が起業家育成プログラムのデモデイを開催、海外旅行で安心して水道水が使えるかを確認する「下痢チェッカー」が最優秀賞を獲得

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筑波大学は20日、東京・茗荷谷の文京キャンパスで「筑波クリエイティブ・キャンプ・アドバンスト(TCCA)」の最終発表会(デモデイ)を開催した。TCCA は、筑波大学が学生向けに授業として提供する起業家育成プログラムの発展編だ。同大学の卒業生の企業経営者、起業経験者によるメンタリングによりアイデアをブラッシュアップし、同大学発の起業家やスタートアップの輩出を目的としている。 デモデイには12チームが…

筑波大学は20日、東京・茗荷谷の文京キャンパスで「筑波クリエイティブ・キャンプ・アドバンスト(TCCA)」の最終発表会(デモデイ)を開催した。TCCA は、筑波大学が学生向けに授業として提供する起業家育成プログラムの発展編だ。同大学の卒業生の企業経営者、起業経験者によるメンタリングによりアイデアをブラッシュアップし、同大学発の起業家やスタートアップの輩出を目的としている。

デモデイには12チームが登壇し、実現可能性・独創性・将来性・プレゼンテーションスキルの4つのカテゴリで評価審査され、最優秀賞他、受賞チーム5チームが選ばれた。このデモデイの審査員を務めたのは…

  • C Channel 代表取締役社長 森川亮氏
  • フラー 代表取締役 CEO 渋谷修太氏
  • EY アドバイザリー・アンド・コンサルティング 土田篤氏
  • EY アドバイザリー・アンド・コンサルティング 源田真由美氏
  • 日本スタートアップ支援協会 代表理事 岡隆宏氏
  • Skyland Ventures 代表パートナー 木下慶彦氏
  • D4V Founder & COO 伊藤健吾氏
  • インキュベイトファンド ジェネラルパートナー 村田祐介氏

晴れて最優秀賞を獲得したのは、生物資源学類所属の高橋氏が考案した「下痢チェッカー」というしくみだ。発展途上国に海外旅行をしたときに最も気をつけるべきことの一つは水だ。実際、海外旅行者が発展途上国に1ヶ月滞在した場合に下痢を経験するリスクは 28.3%(Travel Medicine 第3版)に上るという。

下痢になるのを防ぎたい一心で、飲料水のみならず、うがいや歯磨き、手洗いに至るまでミネラルウォーターやピューリファイド・ウォーターを使おうとする旅行者が少なくないが、必ずしもその必要があるか、というのがこのチームの問題提起だ。人が下痢を起こす確率は摂取したバクテリアの量に比例するため、リスク細分化によって、飲料水としては不適だがうがいに使える水、(加熱を伴う)料理には問題ない水、として適切な対応が可能になるという。

下痢チェッカーは、ハードウェア、ソフトウェア、それに iPhone 本体で構成される。旅先でユーザはスポイドで水道水を採取し、アプリが推定される水道水の危険レベルを iPhone の画面に表示するしくみだ(ピッチでは、下痢チェッカーの具体的なしくみについても説明があったが、発明者の知的財産権保全の観点から、本稿では詳述しない)。

下痢チェッカーのチームは、最優秀賞とあわせ、フラー賞、Skyland Ventures 賞を受賞した。最優秀賞副賞として筑波みらいの会より10万円相当の支援と平砂インキュベーションオフィス入居権、フラー賞副賞として起業について熱く語るディナー(男子なら温泉付き)、Skyland Ventures 賞副賞として1月までに起業したら500万円投資、がそれぞれ贈られた。

他の入賞チームは次の通り。

Spolk【EY 賞、Skyland Ventures 賞】

スポーツプレーヤーのためのスポーツ特化型 SNS

I’m in【Skyland Ventures 賞、D4V 賞、日本スタートアップ支援協会賞】

簡単な設置/設定で、イベントスペース・研究室・飲食店などで、入退室やポイントの管理ができるシステムの導入

ゲノム解析【Skyland Ventures 賞】

ゲノムを調べることで、一人一人に合わせた副作用の少ない効果的な治療を提供が可能になる。これまでに筑波大学内外へのサービスでビジネスモデルを検証済。

人生すごろく【筑波大学賞】

すごろくと VR を使って、様々な当事者体験をし、議論することで、障がいを持っている人への壁を壊す。

前出以外のそれぞれの賞の副賞は、次の通り。

  • EY 賞……EY コンサルタントとのスパークリングセッションの開催
  • D4V 賞……起業するまで面倒見る権
  • 日本スタートアップ支援協会賞……ランチ交流会(完全招待制)無料招待
  • 筑波大学賞……筑波大学 ILC 棟アントレプレナーズ・プレミアムカフェ入居権
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未公開企業DB提供のMattermark、コンタクト管理のFullContactに買収されるもシャットダウンへ

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<ピックアップ> The Funded: MatterMark to shut down after disappointing exit クリスマス休暇を目前にシリコンバレーのスタートアップが多額の資金調達を発表する中で、スタートアップを始めとする未公開企業データベースを提供する Mattermark が100万ドル未満という破格の安さで、コンタクト管理の FullContact に買収され、後…

<ピックアップ> The Funded: MatterMark to shut down after disappointing exit

クリスマス休暇を目前にシリコンバレーのスタートアップが多額の資金調達を発表する中で、スタートアップを始めとする未公開企業データベースを提供する Mattermark が100万ドル未満という破格の安さで、コンタクト管理の FullContact に買収され、後にサービスがシャットダウンすることが明らかになった。

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Mattermark は2012年に設立された Y Combinator 輩出のスタートアップで、これまでに合計1,720万米ドルを調達している。競合には、Crunchbase、PitchBook、CB Insights など。従業員を含む Mattermark の普通株主は、FullContact による買収に伴って対価は受け取っていない。しかし、FullContact から Mattermark に対しては、事業整理のために最大で50万米ドルが支払われるとしている。

以下は、TechCrunch が入手した Mattermark CEO Danielle Morrill 氏から普通株主に送付されたとする手紙

親愛なる Mattermark の普通株主の皆さんへ:

この手紙で、よい知らせを共有したい。Mattermark は FullContact に買収されることになる。株主の皆さんにイグジットをお知らせすることができてうれしい。このディールを早くクローズできるよう、鋭意努力しているところだ。Doscusign の書類に目を通していただき、今日にも署名をいただけるようお願いしたい。

これは非公開の株式取引であり、残念ながら、Mattermark 購入対価は優先株主の優先権を明確にしなかったため、普通株主がこの取引で受領するものは(現金も株式も)無い。今回の着地点は、我々が6年前に事業を始めた際に思い描いていたものではないが、世界のビジネス情報を整理する事業を、皆さんとご一緒できたことを大変嬉しく思う。今日この取引をクローズするのに必要な普通株主多数の署名を確保したいので、あなたの署名をいただけるとありがたい。

Mattermark のシャットダウン後、どの程度の機能が FullContact に引き継がれるかは明らかではないが、これまでの Mattermark の顧客には FullContact が顧客対応するとしている。また、6人いる Mattermark の従業員は FullContact に引き継がれる予定だが、FullContact はデンバーに拠点があるため、サンフランシスコで勤務してきた Mattermark 従業員の今後の勤務形態については明らかではない。

via Silicon Valley Business Journal

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中国各地で出店が相次ぐ無人スポーツジム運営のSupermonkey(超級猩猩)、数十億円相当の資金を調達——無人コンビニにまさる注目を集める

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中国各地の街角や集合アパート住宅の至る所で奇妙な建物が出現している。実はこれはスポーツジムだ。スタッフ不在の自動化されたコンパクトなトレーニングルームで、人々はエクササイズに汗を流す。予約や支払いはすべて携帯で可能だ。 以前ブームを巻き起こした自転車シェアサービスと同様、これらのスポーツジムを運営するスタートアップもかなりの投資家資金を引きつけている。 12月にはこの分野のスタートアップ3社がそろ…

中国各地の街角や集合アパート住宅の至る所で奇妙な建物が出現している。実はこれはスポーツジムだ。スタッフ不在の自動化されたコンパクトなトレーニングルームで、人々はエクササイズに汗を流す。予約や支払いはすべて携帯で可能だ。

以前ブームを巻き起こした自転車シェアサービスと同様、これらのスポーツジムを運営するスタートアップもかなりの投資家資金を引きつけている。

12月にはこの分野のスタートアップ3社がそろって資金を調達した。一番最新のものが本日資金を調達した Supermonkey(超級猩猩)で、その額は総額でおよそ「数億人民元」にものぼる。あるソースが  Tech In Asia に語ったところによると、その額は少なくとも3,000万米ドル以上だという。

仕組みはこうだ。まず Supermonkey のジムポッドを見つける。

Image credit: Supermonkey(超級猩猩)

改装された運送用コンテナのようだ。

Image credit: Supermonkey(超級猩猩)

Supermonkey の公式アカウント経由で携帯端末の WeChat(微信)を操作し、ジムに入室するための1回限りの PIN コードを取得する。

Image credit: Supermonkey(超級猩猩)

セッションの予約と料金支払いも同じ方法で行う。

Image credit: Supermonkey(超級猩猩)

設備はそれぞれロケーションによって異なる。

Image credit: Supermonkey(超級猩猩)

このロケーションにはランニングマシーンのみだ。

Image credit: Supermonkey(超級猩猩)

Supermonkey はトレーナーとサポートスタッフが常駐する通常型のジムもチェーン展開しており、リスクを分散し大きな損失が出ないようにしている。

Image credit: Supermonkey(超級猩猩)

またWeChatを通じて一つずつセッション予約を行う方式をとっており、従来型のジムに設定されている煩わしい年間メンバーシップ制ではない。

China Money Network の報道によると、Supermonkey ほか競合2社の Lefit(楽刻)と Misspao(覓跑)は、新たな都市でより多くのジムポッドを開設するため今月中に7,500万米ドル以上を調達したという。

Supermonkey は現在中国3都市に30の施設を持つ。2018年にはこれを100か所にまで増設することが目標だ。

Sequoia Capital China(紅杉資本)が傘下の Jiansheng Sports Fund(健盛体育基金)を通じて今回のラウンドをリードした。以前から出資している Ventech China(銀泰資本)もこのラウンドに参加した。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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