Amazonが洋服の配送サービス「Prime Wardrobe」をローンチ、ファッション業界への展開を強める

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Amazon Prime Wardrobe
Image Credit: Amazon

アマゾンは本日、Prime Wardrobe をローンチした(編集部注:原文掲載6月20日)。洋服を注文でき、もし気に入らなければ無料で返送できるサービスを提供する Trunk Club やその他のオンラインリテーラーと同類のものだ。だが、Prime Wardrobeは さらに工夫している。より多くの洋服をキープするほど、より節約することができるようにしているのだ。ボックス内の4つのアイテムをキープすれば、10パーセントオフが得られる。5つ以上をキープすれば、20パーセントオフだ。ボックスは、再梱包が簡単にでき、配送ラベルもついてる。

Amazonは現在、Prime Wardrobe をテスト中であり、洋服を注文するためにサービスを使うことはまだできない。だが、自分のエリアでサービス提供が始まったときに通知が得られるように、登録することができる。

最新の Alexa 端末、Amazon Echo Look(現在は招待制のみ)もまた、Prime Wardrobeのアカウントをうまく補完する存在となるかもしれない。Echo Look は、何を着るべきかアドバイスしてくれるような、コンピュータビジョンを取り入れたアシスタントが入っている。だが、コンピュータビジョンは、洋服サイズの計測や、ユーザーが好きな洋服と似ているアイテムを探すといった目的でも、オンラインリテーラーによって使用される。

アマゾンがファッション業界により積極的に進出していることは、Trunk Club のような eコマースのリテーラーに対して脅威を与えているだけでなく、コンピュータビジョンを使って服のサイズの計測をするStitch Fixや、送信した写真をもとに洋服の検索を支援するボットを開発する Mode.ai のような、AI をサービスに取り入れているファッション企業にも影響を与える可能性があるだろう。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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