デジタルガレージ、バイオテクノロジー・ヘルスケア特化型アクセラレータープログラム「Open Network Lab BioHealth」をローンチ

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デジタルガレージ(東証:4819)は23日、カカクコム(東証:2371)やクレディセゾン(東証:8253)と共に運営する研究開発組織「DG Lab」の重点分野の一つであるバイオテクノロジーおよびヘルスケア領域でのスタートアップ育成とオープンイノベーションの推進を目的として、アクセラレータープログラム「Open Network Lab BioHealth」を始動した。第1期参加チームを、同日から募集開始している。締切は7月末まで。

DG Lab は2016年に設立、2017年にはバイオテクノロジー領域でインキュベーション事業を手がけるボストンの PureTech Health(ロンドン証取:PRTC)と業務提携し、この分野の投資や事業育成を開始している。今回ローンチされた Open Network BioHealth で興味深いのは、世界または日本で名高い製薬会社やヘルステック促進関連団体がパートナーとして参加していることだろう。

この分野のアクセラレーションについては、バイオやヘルスケアに特化しているわけではないが研究開発型シーズが集まる Beyond Next Ventures の「BRAVE」などがある。Beyond Next Ventures は、SOSV(アイルランドの SOS Ventures)がサンフランシスコで展開するバイオ特化アクセラレータ IndieBio と協力関係にある。

デジタル技術の積極的な採用を得意とするテックスタートアップと違って、バイオやヘルスケア系のスタートアップは、研究開発に大きな時間や費用がかかったり、研究開発とビジネス開発の現場で乖離が見られがちだったりするなど、しばしば特有の課題が散見される。デジタルガレージのインキュベーション企業である Open Network Lab がこれまでに培ったインキュベーションノウハウが、バイオやヘルスケア分野のスタートアップの育成にどのように生かされるか注目される。

デジタルガレージでは、Open Network Lab BioHealth 第1期生の募集にあたり、5月31日に東京・代官山で募集説明会を開催する予定だ。

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