クラウド上でアプリ管理をより上手く、MadeiraCloudの新機能

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

Innovation Works(創新工場)のスタートアップであるXingCloudで働いていた昨年、初めてMadeiraCloudのCEO兼設立者であるDaniel O’Preyに出会った。シンガポールに戻ってからも連絡を取り合っている。この北京のスタートアップは、先日中国で開催されたChinaBang LaunchPadコンテストでも5位につけ業績も良い方向に向かっており、筆者はそれを知り非常に嬉しく思っている。

MadeiraCloud はSaaS(サービス型ソフトウェア)のベンチャーで、クラウドアーキテクチャを図式的に思うままに管理できる素晴らしいコンセプトを持つ。 一言でいうと、MadeiraはAmazonのAWS上に作られたウェブアプリの集合で、ユーザのアプリケーションを設計、開発、管理し、クラウドをより使いやすく効率的なものにしてくれる。同じようなスタートアップにとって非常に便利だ。

MadeiraCloud のWYSIWYGエディターを使い、自分のクラウドリソースをドラッグ、キャンバス上でドロップし、それらを接続することができる。ユーザが作業の構造部に特化する一方で、Madeiraはサーバを立上げ、追加のストレージをマウントし、コードを展開してコネクションを設定する。

さらに、アプリケーションのアーキテクチャーレベルのビューが提供され、個々のパーツの状態、ロード、パフォーマンス、アラートから、 エラーとパフォーマンス低下の相関まで表示される。失敗がどのようにシステム内に広がっていくのかを記録し再生してくれるので、原因解明や増強の余地を見る上で非常に役に立つ。

MadeiraCloudでは、ユーザの作成物(通常の呼び名でいえば「アプリ」)を将来使うテンプレートとして保存しておくこともできる。ユーザは指示を出せばいつでもAWSでアプリと全く同じレプリカを開発やテスト、トレーニング、デモ等に使えるように用意することもできる。

ここ数週間で、MadeiraCloudは3つの新しい機能をリリースした。1つ目は、インテリジェントネットワーク管理で、ユーザがいくつかのアプリを同じリソースのスタックからローンチした時に、新しいIPアドレスをダイナミックに割り振ってくれるというもの。これのおかげで、ユーザは変更に何ら手を動かす必要がなくなる。2つ目は、稼働中のアプリをスタック領域に戻してくれる機能で、ユーザはこのスタックに置いたものを何度もアプリに戻すことができ、同じアプリのコピーが必要なら全く同じで相互に干渉しない形のものを複数用意してくれる。3つ目は、アプリの全く同じクローンを作れる機能で、2-3クリック、ほんの数分でまったく同じコピーが作れる。必要な作業は繰り返しバックエンドで行われる。

Danによれば、将来EucalyptusとOpenStackのサポートもリリースするだろうと語ってくれた。サービスを試したい場合は、ここでMadeiraCloudに招待をリクエストできる。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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