Coolirisは、同社では初となる海外向けアプリを中国でリリースし、ユーザはRenren(人人)上の写真を同アプリの没入型のメディア体験に接することができる。
スマートフォンとタブレットが非常に有用な点を2つ挙げるとすれば、写真撮影とソーシャルネットワーキングへの対応だろう。例を挙げてみよう:Instagramはデスクトップウェブインターフェイス無しでも数百万人ものユーザを獲得するまでになった。だが、友達と写真をシェアしたり、友達に写真を見てもらうといった点ではやや物足りない。
Androidのストックフォトブラウザのデベロッパーで構成されたCoolrisは、ユーザに「没入型の体験」を提供することが写真を閲覧したりシェアしたりする上で重要だ、と述べている。
Coolirisは昨年の前半iOSプラットフォームに拡大し、iPhone、iPadとiPod touchに対応している。アプリは75カ国のiTunes App StoreでiPadダウンロード1位を達成し、2億5000万回写真が閲覧された。デベロッパーたちは全く異なる市場、中国への参入を狙っている。
中国には成長著しいスマートフォン市場があり、そしてほぼ10億の携帯電話ユーザが存在する。中国の人々は最高級のスマートフォンにも慣れ親しんでいる。実際、AppleはiPhone 5リリース時、最初の週末で200万個のiPhone 5を販売したと報告している。
Coolirisの中国でのローンチは中国のソーシャルネットワークサービスRenrenと、おなじみの顔ぶれのPicasa、Google+、Facebook、Flickrなどを統合したカスタマイズアプリとなる。
CoolirisのCEOであるSoujanya Bhukmar氏によると、同社の目標は「最も美しく素晴らしい写真をモバイルでどこからでも発見できること」だという。彼は中国は世界で最も巨大なスマートフォン市場になりつつあると指摘し、「Cooliris初の国際版を中国のローカルコンテンツと合わせてローンチできて非常に嬉しく思います。」と述べている。
Coolirisチームはカリフォルニアのパロアルトに本社を構えており、シンガポール、ベルリン、台北など世界中に14名のコラボレーターがいる。同スタートアップはモバイルユーザが作成、消費、管理するコンテンツを通して没入型メディア体験を生み出そうとしている。CoolirisはKleiner Perkins Caufield & Byers、DAG Ventures、The Westly Group、T-VentureとDOCOMO Capitalからベンチャー支援を受けている。
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