昨年、ロサンゼルスとロンドンにオープンしたYouTubeクリエイター向けスタジオYouTube Spaceが、2月15日、六本木ヒルズ森タワー内にオープンする。同施設「YouTube Space Tokyo」は日本、およびアジア地域における初のスタジオとなり、世界では三箇所目となる。
「YouTube Space Tokyo」は、映像、演劇、ビデオブログ、音楽、コメディ、ヘアメイクなど、様々な分野で活躍するクリエイターの映像制作をサポートする場所となることを目的として開設される。以下が同スペースのコンセプトムービーだ。
今回、オープンに合わせてYouTubeコンテンツオペレーションズ グローバル統括副社長、トム・ピケットが挨拶を行った。
YouTubeは素晴らしいクリエイターが、素晴らしいコンテンツを世界中に届けることが可能なプラットフォームとなりました。これまで私は、世界中のコンテンツクリエイターと仕事をしてきました。日本では新進気鋭のクリエイターたちと仕事ができることを嬉しく思います。
続いて、YouTube コンテンツオペレーションズ アジア太平洋統括部長、デービッド マクドナルド氏はこのように語った。
日本のクリエイターの市場が段々と伸びています。これまでにも私たちは、クリエイターを支援するための「YouTube NextUp」のようなプログラムを提供しています。
クリエイターを育てる学校でも、ニューメディアの勉強している学生向けに授業も提供するなど、クリエイター支援を行って来ました。さらに支援をするために、昨年7月ロンドンに初めてとなるYouTube Spaceをオープンさせ、同年11月にはロサンゼルスにオープンしました。明日、東京にオープンします。
YouTube Space Tokyoは以下の3点がキーコンセプトとなっている。
Learn : 学ぶ
セミナーに参加したり、最新設備に触れることで、本格的な映像制作を基礎から学ぶことができる場。研修のための部屋を用意しており、授業ができるようなスペースも用意されている。
Share : シェア
クリエイター同士のコラボレーションを加速させ、ユニークで質の高いコンテンツをこの場所から生み出す狙い。カフェスペースも併設し、いろいろなクリエイターがコーヒーを飲みながらコラボレーションできる場所を設けている。この場所で色々なことをここでシェアし、作品に活かしてほしいと考えているそうだ。
Create : クリエイト
本格的なスタジオを用意し、高品質の機材を使用できるようにしている。これにより個人で制作するよりもさらに本格的なコンテンツを制作することが可能。この場所を利用して、クリエイターにはよりよいコンテンツをつくってほしいと考えているという。
ロンドンのスペースのオープンから半年ほどが経過し、動画再生回数も登録者数も増えているそうだ。クリエイター側の使用条件はYouTubeパートナーであること。それに加えて、企画次第で申請する方法があるという。コラボレーション作品、シェア出来る作品の企画を優先していく方針で、スペースの提供は基本的に無料。
このスタジオでは、生中継のYouTubeイベントも実施可能となっており、明日オープニングイベントでは、アーティストのJUJUが講演することになっているそうだ。
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