グロース仮説の検証に向けてーー知識やスキルのワンコイン販売サイトcoconala(ココナラ)が1億5千万円を資金調達

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知識やスキルのワンコイン販売サイト「coconala(ココナラ)」を運営するウェルセルフは、本日、ニッセイ・キャピタル、オプト、アドウェイズ、 及び株式会社アイスタイル代表取締役社長兼 CEOの吉松徹郎氏を割当先とする、1億5000万円の第三者割当増資を実施したことを発表した

ココナラは、昨年2012年7月3日にリリースしたウェブサービス。ユーザーは誰でもインターネットを通じて、自分の知識やスキルを活かして、簡単にサービスを出品できるようになっている。初期費用や月会費は無料となっており、サービス提供価格は一律500円。500円というチャレンジしやすい価格設定により、多くの人々の新たな一歩を誘発してきた。2013年8月末時点で登録ユーザー数は63,000人。出品サービス数10,400件、累積の成立取引数は43,000件となっている。

ウェルセルフ代表取締役の南章行氏は、銀行員としてキャリアをスタートした後、企業買収ファンドにて、5件の投資案件を担当。2009年には英国オックスフォード大学経営大学院(MBA)を修了し、自分で事業を行うというチャレンジのため、スタートアップに足を踏み入れた。南氏は仕事の傍ら、NPO法人ブラストビートやNPO法人二枚目の名刺にも参加するなど、個人の自立・自律をサポートする活動に積極的に参加してきた。南氏の背景については、MOVIDA SCHOOLでの講義レポートが詳しい。

あわせて参照されたい:【企画】ユーザをパートナーと考え、共に作っていく意識を持つこと−−ウェルセルフ南氏が語る「サービス立ち上げとコミュニティ作りの心得」

ココナラのバリュー

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人の役に立ちたいと考える人はたくさんいる。ココナラは、そう考える個人をサポートし、会社の外に出て頑張る人々を支援してきた。この世界観を伝えるストーリーと、それを基盤としたコミュニティづくりがココナラにとっては最も重要なことだろう。金銭でのリワードが主な目的になってしまうと、出品されるサービスは金額に相応するものばかりになる。そうではないブランディングを念入りに行い、価格を一律にしたことで良質なサービスが出品されるコミュニティが出来上がった。

サービス出品者は、サービスを購入してくれたユーザーの役に立てたことを実感し、購入したユーザー側は自分が支払った価値以上のフィードバックを受ける。この双方の驚きこそがココナラが提供している体験だ。

グロース仮説の検証

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スタートアップが考えることは、自分たちのバリューとグロースについて。これまでウェルセルフは、ココナラのバリューとは何かを考えながら、成長プランを考えてきた。1年ほどのサービス運営を通じて、ある程度の人たちにとって価値あるサイトになったという実感を得て、グロースに向けての仮説もできてきたため、今回の資金調達を実施した。

資金調達を機に、ココナラは開発体制を強化する。体制を強化し、グロース仮説をひとつひとつ試していく予定だという。具体的に取り組むことは、オプション価格の設定が可能になるような、評価の高い出品者がステップアップしていけるための仕組みを導入する。機能別ジャンル別にスマホアプリを年内には対応し、マルチデバイス対応を進める。そして、通話しながら相談できるような通話機能の導入などだ。

より多くの個人が「自分のストーリーを生きる」ためのサポートをするココナラが、今後どのように成長を遂げていくのか。前例がない領域への挑戦の行く末に注目したい。