クラウド会計のマネーフォワードがCoineyと連動しクレカ決済の会計処理を自動化、さらに次の展開も

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このクラウド会計、決済の市場は「横連携」を開始したところから本当に面白くなってきた。昨日のAirレジとfreeeの連携に引き続き、今日はマネーフォワードだ。

個人や法人に総合的なクラウド会計管理プラットフォームを提供するマネーフォワードは3月20日、スマートフォンによるクレジットカード決済「Coiney」を提供するコイニーと協力し、両サービス間でのデータ連携開始を発表した。

小売などの事業者は、コイニーの提供するモバイル端末Coineyでクレジットカード決済を実施した際、取得する売上データをマネーフォワードが毎日自動で取得、従来必要だった会計ソフトへの手動データ移行や入力が不要になる。今回の連携でマネーフォワードがデータ取得できる金融サービスの数は1,420となる。

オフラインでのクレジットカード処理が自動化され、スモールビジネスで厄介だった「会計処理」という難問が解決されていく。ここの手間が削減されることによる恩恵は事業者であれば大いに理解できるはずだ。

当然興味は次の拡大に向かう。

マネーフォワードは既に2月に、インスタントにコマースを開始できるBASE、クラウドソーシングを提供するクラウドワークス、およびタブレット型POSシステムなどを提供するエスキュービズムの3社とデータ連携を開始している。

マネーフォワードによると、既に複数企業との話が進んでおり、今月から来月にかけてさらに拡充予定とのことだったので、お金周りの効率化はさらに広がると予想される。具体的な連携先の要件も聞いてみたが、基本的にAPIがある場合はそれを活用、ない場合についてもマネーフォワード側での開発対応が可能なのだという。ちなみに現在進めている連携は基本的に無償で進められているとのことだった。

会計や決済といういわば商習慣やセキュリティで固く閉ざされていた市場に明かりが灯り始めている。動く「カネ」が巨大なだけに、この分野はさらに過熱しそうだ。

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