材料をパックするだけで料理ができあがる真空調理マシン「Mellow」

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FNV LABSというスタートアップが、画期的な家庭用の調理マシンを開発している。彼らが「世界初のスマート真空調理マシン」とうたう「Mellow」だ。

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このMellow、ぱっと見は水槽のようにも見えるが、れっきとした調理マシンである。

専用の真空パックに食材を入れ密封、それをMellowの中に入れると、食材の重さを感知したMellowからスマートフォンへ通知が届く。

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専用のアプリ(iOS/Android)を起動して、食材、加熱具合などを選び、できあがりの時間を指定すると準備完了。時間がくれば自動的に調理してくれるので、パックから料理を取り出して食べるだけ、という仕組みだ。

たとえば就寝前に朝食の準備を指示しておけば、忙しい朝でも起きてすぐにおいしい朝食がとれる。指定した時間にふっくらご飯がたべられる炊飯器の、真空調理版といったところか。

真空パックとはいえ、調理開始まで常温の水に入れっぱなしだと、特に夏場などでは食材が傷みそうだが、その心配はない。
指定した調理時間が来るまでは、冷却システムを備えており、水を冷やすことで、冷蔵庫と同じ温度で保存するのだという。ちなみに容器部分は最大4.5Lの水が入る。

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また、Mellowのアプリは「昨晩のポークステーキはどうでしたか?」などと、フィードバックを求めて、ユーザーの好みを学習して進化し、新たな提案をユーザーにしていくスマートな機能も備える。

現在、サイトからのプレオーダーを受け付けており、発送は2015年の春頃、アメリカ国内のみの販売予定の模様。通常販売予定価格は500ドルで、プレオーダーでは400ドルとなる。

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