
シンガポールのCreoPop社が、ペン先が熱くならない、世界初の3Dプリントペン「CreoPop」を開発中だ。現在、クラウドファンディングサイトのIndiegogoで支援を募集しており、すでに目標額である40,000ドルの2倍となる80,000ドル以上の調達に成功している。
3DoodlerやLIX 3D PENといった、先行する主な3Dプリントペンは、PLAやABS樹脂などのフィラメントを熱で溶かしてペン先から押し出すタイプだ。
一方、CreoPopは、同社が「COOL INK」と呼ぶ特殊なインクを使用。押し出す際に、弱い紫外線をあてて凝固し、熱を使わずに出力することができる。そのためペン先が熱くならず、プラスチックが溶ける際のいやな臭いもでないという。やけどの心配がなく、子供でも安心して使えそうだ。
本体は、miniUSBで充電するバッテリーを内蔵、利用時はコードレスなので電源コードが邪魔になる、といった心配もない。
インクはカートリッジ式で、ポップでカラフルなものが用意される他、調達できた資金の規模によっては、香りのついたインク、ボディペイントできるインク、熱で色が変わるインクなど様々なCOOL INKの開発を進めるという。
現在、キャンペーンでは79ドルから、CreoPop1台とインクカートリッジ5個のキットが早期購入可能。発送は2015年2月を予定されている。
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