ランチ弁当デリバリの「渋弁.com」がUberとコラボ、2,000円分の配車クーポンを進呈するキャンペーンを開始

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渋谷駅周辺のオフィスへのランチ弁当をデリバリするサービス「渋弁.com」を運営する Yummy.inc は、本日から期間限定で弁当購入者に2,000円分の Uber クーポンを進呈するコラボレーション・キャンペーンを展開すると発表した。9月20日までの期間中、クーポンは応募者全員に進呈されるが、クーポンが無くなり次第キャンペーンは終了。また、クーポンが利用できるのは Uber を初めて使うユーザのみで、UberBlack での乗車にのみ利用できる(uberTAXI、uberTAXILUX では利用できない)。

Uber では7月18日の一日限定で、Uber アプリを使ってアイスクリームを配送してもらえるキャンペーン「Uber Ice Cream」を世界144都市で展開したが、この際、渋谷エリアでのアイスクリーム配送を担当したのが 渋弁.com だったのだそうだ。先頃、方向音痴解決アプリ「Waaaaay!」が UberAPI を通じてアプリ連携を実現したが、Uber とスタートアップ各社との提携やコラボレーションは、今後ますます増えることだろう。

渋弁.com は6月〜7月にも、GMO ペイメントゲートウェイのスマートフォン決済アプリ「Palett」とも連携し、Palett を使った弁当の初回注文時に500円割り引くキャンペーンを展開している

同じく渋谷周辺にランチや弁当をデリバリする、この種のサービス(従来のサービスと比べて、労働者が空き時間を活用して配達することから、俗に〝食の Uber〟と呼ばれるカテゴリ)としては、おかんbento.jpdely などが存在する。渋弁.com のローンチは2014年3月と比較的後発であるため、競合をアグレッシブに追い上げる必要があるだろう。エリア限定というビジネスの性質上、多額の宣伝費用はかけられないが、今回の Uber とのタイアップのような事例は、コストをかけずに消費者を惹き付け、コラボ相手にも顧客を流せることになる。

また、ホンモノの Uber と〝食の Uber〟のコラボという点でも面白い。今回はキャンペーン連携に過ぎないが、法律の制約がなければ、究極的には、Uber の業務の合間に運転手が弁当を届けたり、時間のないビジネスマンのために Uber 車のリアシートで移動しながらランチを提供したりするサービスも期待できるかもしれない。

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