
もし、あなたが仕事からUberを使って帰ってきて疲れてどうしようもない時に、洗濯代行サービスからきちんとたたまれた洗濯物を受け取って、美味しい晩御飯が家に配達されてきたら、今度はアプリを起動してマッサージ師を頼みたくなるだろう。これが中国の Diandao(点到)というオンデマンドサービスの狙いで、マッサージ有資格者のプロをあなたの家まで派遣してくれるのだ。
中国のテックブログ 36Kr(36気)によると、本日(原文掲載日:4月24日)Diandao はシリーズAラウンドで500万米ドルの資金を調達したことがわかった。今回のラウンドはBanyan Capital(高榕資本)が主導し、また家事や美容などのオンデマンドオンサービスを専門とする現地のウェブスタートアップである 58Daojia(58到家)も参画した。
Diandao は現在のところ北京と上海のみマッサージ師の派遣を行っているが、これは中国全土に渡ってこの類のサービスを拡張することがいかに難しいかを物語っている。プロのマッサージの価格はおよそ128元(20米ドル)からで、(危険ではない地域の)すべての中国の都市にあるようなプロの(そして公正な)マッサージ屋と同程度の価格である。
今回のDiandaoのシリーズAによって、中国のオンデマンドスタートアップへのベンチャーキャピタルの関心は急速に高まっていくだろう。それが、宅配サラダや出張ネイルアート、自宅のキッチンに来てくれるシェフであろうとも。
怠けることを推奨するような経済が真に中国で始まったのだ。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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