「借金」を意味する資金調達は賞賛すべきことなのかーーブートストラップで成功している企業たち

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<Pick Up> Now-massive companies that didn’t need venture capital to get off the ground

資金調達が賞賛される昨今の傾向について警報を鳴らし、ベンチャーキャピタルなどから調達することなくブートストラップしたスタートアップを紹介する記事をピックアップしてみました。

「PlentytoFish」は3,800万人のユーザーを抱えるデーティングサイト。サービスの利用自体は無料で、広告モデルをとってる。ファウンダーが自分の部屋で創業し、一切の資金調達なしに成功したサービスの一つだそう。

Nick Denton氏が2002年に創業したメディア「Gawker」もブートストラップされてる。Gawkerの拠点は、長い間、Denton氏の自宅だったそう。オフィスらしいスペースを初めて借りたのは創業から6年経った2008年のことだった。同社の企業価値は150億ドルだと言われてる。

他にも、ファッションコマースの「NastyGal」や「Github」なども初期の何年かをブートストラップで過ごした企業。2007年創業のGithubは、今年頭にAndreesen Horowitzから100億ドルを調達するまではブートストラップだった。

37SignalsのファウンダーであるJason Fried氏のこんなコメントが紹介されてる。

「注目されているニュースを読むと、どれもが資金調達の話題ばかり。何人の従業員がいるかなんてどうでもいい指標だ。肝心なのは、黒字化できているか?素晴らしいものを作っているか?従業員のケアがきちんとできているか?顧客を大切にしているか?だ」

via. Business Insider

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