【Tech in Asia Tokyo 2015予告】堀江貴文氏と松山太河氏を迎えてのファイヤーサイド・チャットにご期待

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日出ずる国日本では、ソーシャルメディア、Eコマース、スマートフォン・スタートアップに共通して、ソフトウェア分野のスタートアップが注目を集めるようだ。では、その流れは変わるかもしれない。ハードウェアへの移行が目前のようだ。日本のハードウェア・スタートアップのエコシステムはどこにあって、どこへ向かおうとしているのだろうか。

9月8日と9日、我々は2人の高名な人物を迎えてこの質問に応えたいと思う。SNS の創業者である堀江貴文氏と East Ventures の共同創業者でマネージング・パートナーの松山太河氏が Tech in Asia Tokyo 2015 に登壇してくれるのだ。この二人が揃って姿を表すのはまれなことだが、日本のハードウェアの将来を占うファイヤーサイド・チャットに参加してくれる(情報開示:East Ventures は Tech in Asia に投資をしている)。

堀江貴文氏

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堀江氏は、日本の保守層の目には、権威に物怖じしない無謀なビジネスマンとして映るだろう。日本のインターネットにおけるの第一の波を大きくした起業家たちには、すべてがあっという間に悪い方向に向かってしまった教訓として捉えられている。

堀江氏のことを、Financial Times は「恐るべき子供」と揶揄したが、多くの日本の起業家は今日、ヒーローと呼んでいる。

堀江氏はオンライン・ポータルのライブドアを一から築き上げ、2000年代初めには企業価値を80億ドル近くにまで高めた。しかし、新聞を賑わすライフスタイルで知られる堀江氏は、10年間で最大と言われる金融スキャンダルで2006年に逮捕され、成功の多くを失うこととなる。

数年間にわたる刑務所生活にめげることなく、2013年に釈放されて以降、堀江氏は以前のように人気者となった。Twitter フォロワーの数は100万人を擁し、投資家でありスタートアップのグルとしても知られている。また彼は創業者でもあり、多くの時間とエネルギーを大衆向けロケット開発の会社 SNS に注いでいる。

堀江氏は起業家コミュニティにおいて伝説の人物であり、多くの若い創業者たちは、彼に認められることを望んでいる。彼に認められたことを示す最も確実なサイン? それは、日本で最もよく見られるテック番組の一つ、彼のオンライン・トークショーにインタビューに招かれることだ。

松山太河氏

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松山氏は、日本のインターネット・スタートアップを集めることを目的とした「BitValley Association」を通じて、東京のスタートアップ・エコシステムに貢献してきたことで知られている。彼はクロノスファンドのパートナーを務め、日本やアジアのアーリーステージやグロースステージの企業に積極的に投資してきた。

松山氏が自ら望んでスポットライトを浴びようとすることは稀だが、彼のこれまでの投資に関するトラックレコードは輝かしいものだ。ミクシィgumiメルカリなどは、その中のごく一部だ。ミクシィは1997年の設立、gumi は2007年の設立、そして、メルカリは2013年の設立だ。松山氏は、1990年代終盤の日本の最初のテックブームの兆し以来、勝者に焦点を合わせ続けてきたことになる。

多くの投資家がさまざまな経歴を経てテック業界にたどり着くのに対し、松山氏は生涯、日本のテック業界のサポーターに従事し続けている。大学では、日本のヤフーがまだ従業員4人に満たなかった頃、孫泰蔵氏がヤフーを立ち上げるのを助けた。そのとき、松山氏はヤフーにフルタイムで参加することを望んだが、そのようなポジションは用意されていなかった。しかし、このときに彼がヤフーに費やした時間は無駄にはならなかった。後に、松山氏は2つの別の企業のヤフーへの売却を支援している。

そして現在に至るまで、松山氏はスタートアップに参加したかった若かった頃から今までを歩いてきた。彼は、日本のスタートアップ・コミュニティがこの国を変えるようなビジネスを築けるよう、疲れを見せることもなく努力を続ける人物として、日本中の成功した創業者から若き起業家までに、あらゆる人に尊敬されている。

Tech in Asia 2015 で、この二人から将来の展望や意見を聞ける日が楽しみでならない。チケットをまだお買い求めでない方は、こちらからどうぞ。割引コード「tiatokyo20」の利用により、20%オフで購入することができる。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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