ニューラルネットワークで文脈を理解する誤字自動修正/予測変換アプリの「SwiftKey」が、日本語のローマ字入力に対応し正式リリース

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世界で1億台以上の Android スマートフォンや Android タブレットで使われている入力支援アプリ「SwiftKey」が13日、日本語のローマ字入力に対応して正式リリースされた。Google Play からダウンロードできるiOS 向けについてもリリースしているが、こちらは日本語には未対応。今回の Android 版日本語対応により、SwiftKey では、100言語の文字入力に対応したことになる。

Japanese-Romaji-Screenshot-SwiftKey-225x400SwiftKey はひらがな、カタカナ、漢字のローマ字入力に対応、ユーザの入力習慣の自動学習により、入力文字列の自動修正や予測変換を実施する。ニューラルネットワークを使って入力された文章のコンテキストを理解するため、自動修正や予測変換の正答率(ユーザが本来意図した正しい表記になる率)が高いことが特長だ。

SwiftKey は複数言語ユーザにとっての容易さを重視し、12個の五十音子音キーが並んだ従来の配列ではなく、アルファベットによるローマ字入力に特化したと説明している。SwiftKey では、同時に3言語までの文字入力をサポートしており、特に日本語版のリリースでは、日本語と英語を併用するユーザの操作性を考慮し、スペースキーをクリックするだけで言語が切り替わる機能を実装した。

SwiftKey はロンドンを拠点とするスタートアップで2013年9月の設立。これまでに Index Ventures や Accel Partners などから総額で約2,160万ドルの資金を調達している。

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