美容やリラクゼーションのプロをオンデマンドで呼べる「careL(ケアエル)」が東京都心部限定でサービス開始

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東京を拠点とするスタートアップ MOSOmafia は15日、美容サロンのプロをオンデマンドで呼べるサービス「careL(ケアエル)」を正式に開始した。取扱うサービスは、ヘアメイク、ネイル、マッサージなど。当面は東京の恵比寿〜六本木の企業への派遣を中心に展開し、今後、段階的にユーザ宅への派遣や提供エリアを拡大、サービス内容も、エステ、まつげエクステ、歯のホワイトニングなど順次追加していくとしている。

careL を立ち上げたのは、弁理士で、アート作品のシェアリングビジネスや美容サロンを経営してきたシリアルアントレプレナー渡辺大介氏と彼のチームだ。氏のチームである MOSOmafia は、東京のスタートアップ・インキュベータ TECHFUND が今年実施した「SUNRISE PROGRAM」では、第2期の育成スタートアップに選出された。

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(左から)共同創業者で CEO の渡辺大介氏、共同創業者で CMO の清水翔氏

市中には多くのサロンがひしめきあっているにもかかわらず、ニューヨークでは Glamsquad という、自宅やオフィス、ホテルなどに美容のプロをオンデマンドで派遣依頼できるサービスが活況を呈している。Glamsquad は、Gilt Group の創始者 Alexandra Wilkis Wilson が始めたサービスで、これまでに2,400万ドルを調達している。競合には、Madison ReedTheStylistedPriv など枚挙にいとまが無い。また、オンデマンドでマッサージ師を派遣依頼できるサービス Zeel も、やはりニューヨークでのみ提供されており、これまでに総額725万ドルを調達している。

美容サロンが閉店している朝の出勤前や、週末のパーティなどに出かける際のヘアメイク、仕事から帰った後の疲れた身体を癒す目的などで重宝されているようだ。careL は自宅やホテルなどへの派遣も視野に置くが、サービス提供者が訪問する際のセキュリティ課題の検討に時間をかけるため、当面はスタートアップなど、オンデマンド・サービスへの感度が高い企業を中心にサービスを提供する。

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今月に入って、厚生労働省が労働安全衛生法に基づく「ストレスチェック制度」を施行したこともあり、企業の福利厚生の一環で、従業員が容易に careL でサービスを依頼できるようなスキームも期待できるだろう。

ところで、本稿のタイトルにも掲げた「プロ」という言葉なのだが、少々曖昧なので、careL における「プロ」の定義をはっきりさせておこう。ヘアカットやヘアメイクのサービスを提供するには、美容師や理容師の国家資格が必要なので、その免許を持っている人がプロということになる。一方、ネイル、マッサージなどには民間資格も多数あるが、資格を持たずにサービスを提供したとしても違法ではない。事実、資格や免許を持っていなくても腕のいい、ネイルアーティストやマッサージ師は世の中に数多くいる。

この点について、渡辺氏は THE BRIDGE の取材に次のように語ってくれた。

名前はまだ出せないのですが、都内に多数の拠点を持つ整骨院・整体師のための学校と連携して、登録者のスキルを事前審査するようにしています。ヘアメイクやネイルアーティストについても、彼らが所属しているエージェンシーと協力関係にあるので、そのネットワークを使って、やはりスキルを事前審査しています。

数ヶ月前からベータ運用を始めた careL だが、現在、サービスに登録している美容やリラクゼーションのプロは50名程度で、週に数名の割合で順調に増えている。スタートアップによる美容サービスの提供事例としては、美容サロンの当日・直前予約アプリ「Popcorn」や、女性向けキュレーションメディア MERY が展開する「MERY PASS」などが存在するが、ターゲットとするユーザ・シチュエーションが異なるため、直接的な客層の食い合いにはならないだろう。

MOSOmafia は現在4名で、CEO の渡辺大介氏、CMO の清水翔氏に加え、フロントエンドとバックエンドを担当するエンジニアが1名ずついる。現在 CTO 候補を募集中ということなので、この都市型オンデマンドサービスに可能性を賭けてみたいテックギークは、応募してみるとよいだろう。

<参考文献>

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