2016年のゲームソフト収益は900億米ドル、2020年までに1150億米ドルに成長する見込み【レポート】

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Above: Game-industry sector growth from 2016 to 2020. Image Credit: Digi-Capital
上:2015年から2020年にかけて、ゲーム産業のセクター別成長
Image Credit: Digi-Capital

技術諮問会社であるDigi-Capital新たな報告によると、ゲームソフト産業の規模は2016年の年間900億米ドルから、2020年までには年間で1150億米ドルに達し、22%の成長が見込まれるという。

ゲーム産業は、様々なセクターの衰退と成長に合わせてマーケットリーダーたちが自身の基盤を強化させようとしているため、引き続き大きな変化を遂げるだろう、と同社は語った。成長率は健全であるが、産業全体がより成熟したことから、ここ数年の成長率はそれほど大きくない。

「今後何年かは、ある者には『安定と堅実』、他者にはジェットコースターのような(上下する)変動、といった両方の結果が出る可能性があります」と、Digi-Capitalの業務執行取締役、およびAR/VR開発業者であるEyetouch RealityのCEOを務めるTim Merel氏が語った。

「長期的成長をみると、年平均成長率(CAGR)は以前よりも下がって7%に落ち着いています。成長率が一桁台である現在のゲーム市場は、過去の好景気だった時とは大きく違いますので、誰が上がり誰が下がったのかを見なくてはいけません」と同氏は続けた。

モバイルは、そのセクターが2016年の350億米ドルから、2020年までには480億米ドルに増収する見込みから、本ビジネスで最も大きな割合を占めることになるだろう。それは、2016年では市場の39%を占めるという数字が、2020年までにはビジネスの42%に変化することを意味する。総合的に、モバイルゲームの年平均成長率は8%となる。

「ゲーム市場は、この5年間で劇的に変化しました。モバイルの出現は市場全体を成長させましたが、他のセクターの売り上げを減少させました」とMerel氏は語った。

VR(仮想現実)ゲームソフト(そして、程度は少ないがARゲームソフト)は、2020年までに現在の数億米ドルから100億米ドルに、あるいは市場全体の8.6%にまで成長する可能性がある。大規模多人数同時参加型オンラインやマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ市場は、新たな大規模セクターとなり市場全体のシェアを増やすことになるだろう。eスポーツも成長が明るい領域の一つだ。

「アジアはこの数年で主要なゲーム地域となりました。2020年までには、中国、日本、韓国、そして残りのアジア諸国が、全ゲームソフトに対して10ドル支払われるうちの4ドルを占めると予測しています」とMerel氏は語った。「ですから、アメリカが唯一最大のゲーム大国(中国の革新がこれを変える可能性はあるが)であるうちは、2020年までにゲーム市場が伸び続ける地域の順位は、引き続き、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、そしてその他地域ということになります。」

中国はモバイルゲームで好調を維持すると予想されている。それは、昨年、自国のAndroidアプリストアが好調だったこととAppleの急伸のおかげだ。

「10年後までには、アジア全体が、全モバイルゲーム収益の半分以上を占める可能性もあるでしょう」とMerel氏は語った。

「モバイルが前進を続け、VRゲームが世界の注目を一度に変え始める中、市場の動きを注視しようとするのは当然のことです。大きな問題は、ゲーム市場が今の状態から抜け出し、好景気時代の高成長を取り戻すことができるのかということです。あの時代は楽しかった。楽しいのが好きじゃない人などいますか?」

当然ながら、Digi-Capitalはゲーム関連のハードウェアの売上高は合計していない。DFC Intelligenceの見積もりによると、パソコンゲーム機の2016年の売上は全世界で290億米ドルになると予想されている。

Digi-Capitalは先週、投資家たちが2015年中にAR/VR投資に費やした金額は6億8600万米ドルであったと語った。(編集部注:原文掲載1月25日)

上:地域別のゲーム売上
上:地域別のゲーム売上

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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