日本人スタートアップがエアコンをスマート化するIoT「Nature Remo」で海外に挑戦

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Nature Remo

日本人の起業家とエンジニアのコンビが米国でスタートアップ「Nature」を立ち上げ、エアコンをスマート化するIoTプロダクト「Nature Remo」の開発に取り組んでいる。

Nature CEOの塩出晴海氏とCTOの大塚雅和氏の2人が創業したスタートアップ。大塚氏は以前、あらゆる家電をハックできるスマホ連動オープンソース・デバイス「IRKit」を開発していた人物だ。

あらゆる家電をハックできる、スマホ連動オープンソース・デバイス「IRKit」

彼らが開発している「Nature Remo」は、赤外線リモコンで制御可能な各種エアコンをスマート化するデバイス。

「Nature Remo」は、スマホアプリを使って、Wi-Fiやインターネット経由でエアコンをコントロール可能にするだけでなく、あらかじめ設定した温度や湿度などの条件に応じ、自動的にエアコンを調整してくれる。

Nature Remo app

「Nature Remo」は、動きセンサ、照度センサ、ノイズセンサなど複数のセンサが備わっており、必要がないときはエアコンのスイッチをオフにしたり、ユーザの位置情報を把握して帰宅時刻に合わせて部屋の温度を調節してくれる。

スマートホーム関連のプロダクトで実現してほしい機能は一通り備わっている「Nature Remo」は、現在、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援を募っている。プロジェクトの開始から、1日足らずで約1万5000ドルを集めている。

ライバルの多い領域でどう勝負していくのかが気になるところだが、まずはクラウドファンディングの行く末を見守りたい。

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