ドローンでデータ収集・分析を行う企業を支援するMeasure、1,500万米ドルを調達

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Image credit: Pixabay

私たちの仕事はドローンを作ることではありません。ドローンをうまく使うことです。

そう自らを説明するのは、ワシントン DC を拠点とする Measure だ。このスタートアップは、企業が独自のドローンプログラムを構築するための支援サービスに乗り出している。

2014年設立の Measure は「サービスとしてのドローン」を扱うスタートアップで、特定の業界の企業と契約し、ドローンによって取得したデータをどのように利用するのが最も効果的かコンサルティングを行っている。特定の業界とは、石油、ガス、農業、保険、政府など、航空写真の需要がある業界だ。Measure のサービスは、企業が独自のドローンプログラムを構築する際に伴う莫大な費用や関連リスクを抱えずに、ドローンの力を活用できるように導くことを目的としている。

Measure は、今回の投資ラウンドで Cognizant Technology Solutions や既存投資家らから1,500万米ドル調達したことを本日(1月17日)発表した。これは去る2015年9月の500万米ドルに対する追加調達である。得られた資金を新たに投入してサービスの拡充と顧客ターゲットの拡大を図るという。

Measure で CEO を務める Brandon Torres Declet 氏は次のように語る。

Measure にとってもドローン業界にとっても素晴らしい瞬間です。間違いなく2017年は誰もがサービスにピボットする年になるでしょう。

今回の投資によって、サービスが拡大して新たな顧客が見込めるのはもちろんですが、それだけでなく、新たに Cognizant が参加したことで、データ分析の分野でまだマーケットに存在しない全く新しい革新的なサービスを提供することが可能になりました。

商業用ドローン関連で取り上げられるニュースといえば、たいてい商品配達の機能に関するものだ。たとえば、Amazon は最近ドローンによる商品の配達を初めて行った。7-Eleven はドローン配送サービス企業 Flirtey と提携し、7-Eleven が言うところの「お客様のご自宅までお届けする初の完全自動ドローン配送」なるものを昨年7月に実施。そして、今から数ヶ月前にはドローンスタートアップ Zipline が2,500万米ドルを調達した。その資金は、血液やワクチンなどの医療関連の物品を配達が困難な場所に届けるサービスに利用される。

しかし、配達は発展が見込まれるドローン業界のほんの一面に過ぎない。ドローンのデータ収集能力もまた重要な利用方法として関心を集めている。カリフォルニアを拠点とする Prenav は昨年8月に650万米ドルを調達し、その資金は物的インフラの中でもビルや屋根、電波塔などの人間がアクセスしづらい場所の検査や維持管理を企業が行えるような商業用ドローンシステムの開発に充てられる。だが、飛行ドローンだけではない。カリフォルニアのドローンスタートアップ Saildrone は、所有する風力発電式自動航海ドローンの数を増やすために1,400万米ドルを調達した。この航海ドローンは世界中の海からデータを収集するために利用されている。

その他にも、サンフランシスコを拠点とする DroneDeploy は、企業がドローンの航空データを分析したり理解したりするのを支援するSaaSプラットフォームで最近2,000万米ドルを調達している。そして、サンタモニカの DroneBase は昨年、ドローン所有者が自分でドローン撮影した映像を企業に販売できるプラットフォームを強化するために700万米ドルを調達した。

このようにドローン関連の投資は急増しており、少なくともその一因は米連邦航空局(FAA)が最近新たな規制を設けたことにあるようだ。この規制は成長を続けるドローン業界に明確性、簡潔性、安全性をもたらすために計画されたものだ。規制の対象は「ホビー用ではない」55ポンド(約25キログラム)未満の無人航空機で、ドローンサービスを提供する企業が使うようなドローンは基本的にその対象となる。今回、米国の空が無人航空機に解禁されたことにより、今後10年間で米経済に820億米ドルの経済効果がもたらされるとの見方もある。

Measure によると、開発工事やメディアでの生中継、災害対応、電波塔の検査などの目的で、フォーチュン1000にも選ばれるような最もイノベーティブで最大規模の企業からの依頼で、Measure のドローンパイロットらは2016年だけでも1,100回以上ものフライトをこなしたという。

Cognizant Accelerator(Cognizant Ventures はその部門のひとつ)の社長を務める Sean Middleton 氏は次のように語る。

ドローンサービスは最も急速に成長しているテクノロジー分野のひとつで、その多様なサービスは保険、製造、物流、石油・ガス、小売、政府、メディア、通信などの業界に計り知れない価値を保証します。Cognizant にとって、 Measure と提携し、ドローンが収集したデータから価値を創造しようとする顧客企業に対して世界クラスのデジタル技術、たとえば、最先端のデータ分析やソフトウェア開発を提供できることは大変喜ばしいことです。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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