アマゾンが中東に進出ーー現地大手eコマース、ドバイのSouqを買収

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アマゾンは昨日、中東最大のeコマースサイトSouqの買収を最終決定したことを認めた

買収に関する話し合いはしばらく続いていたが、ドバイ周辺の地域で高級ショッピングモールのチェーンを所有するドバイのEmaar Mallsが今週、Souq.comを買収するために8億ドルを提案したことを今週発表したとき、本件は急展開を見せた。ロイターの報道によれば、この額はアマゾンが提示した額よりも高いものだったという。

ロイターは、Amazonは5億8000万ドルで買収したとよんでいるが、Financial Timesは6億5000万ドルから7億5000万ドルではないかと予測している。アマゾンはプレスリリースで買収額を発表していない。

いずれにしても、買収額は驚きに値する。というのも、CrunchbaseによればSouqはベンチャーキャピタルから4億2500万ドルを既に買収しているからだ。どちらの額であっても、特にSouqがこの地域を牽引するeコマースサイトとしての地位を築いていることを考えると、投資家はあまり多くのプレミアムを得ることはできない。

「アマゾンとSouq.comは同じDNAを共有しています。どちらも顧客、発明、長期的思考によって突き動かされています」と、アマゾンの国際コンシューマ部門シニアバイスプレジデントのRuss Grandinetti氏は発表で述べている。

「Souq.comは中東のeコマースを切り拓きました。顧客のために最高のショッピング経験をつくりました。アマゾンのテクノロジーとグローバルなリソースとともに、お互いに学び支えあうことを楽しみにしています。共に力を合わせて、中東の何百万という顧客に最高のサービスを提供するために尽力します。」

買収契約は今年の後半にクローズする予定だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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