Worldpay、仮想現実世界で決済ができるシステムを披露

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(上)WorldPay VR Payments

映画館テーマパークテレビ放送、ネット検索など私たちの生活のあらゆる場面に VR(仮想現実)が浸透している。人々が仮想世界にいながらにして買い物の支払いを簡単に行う方法を編み出す企業が出てくるのも、もはや時間の問題だろう。そして、まさにそれこそが Worldpay が現在開発中のものなのだ。

巨大決済サービス企業 Worldpay は、VR 環境の中で買い物客が銀行カードを使って支払いを行う方法を示す POC(概念実証)を披露した。

VR アプリケーション内で現実の支払い体験を再現するために、プロトタイプのセットアップには Android Pay などのモバイル決済サービスに利用されているものと同じような仮想再現技術である HCE(ホストカードエミュレーション)が採用されている。

Worldpay のプロトタイプは決済カードの認証標準規格である EMV を利用しているため、他の非接触決済メカニズムとほぼ同じように機能する。30英ポンド(39米ドル)未満の買い物の場合、買い物客は仮想カードで仮想カード読取機をタップするだけでよく、30英ポンド以上の買い物の場合は、Worldpay が開発した AirPIN という新たな技術を利用して、仮想キーパッドから暗証番号を入力する。

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(上)WorldPay: AirPIN

決済企業が仮想決済の開発を行ったのは今回が初めてのことではない。昨年、MasterCard は VR メガネなどのウェアラブル端末を開発する Wearality と提携し、PGA ツアー・ゴルフイベントで VR での e コマース決済を披露した

MasterCard はプロゴルファーのグレーム・マクドウェル氏に Priceless Golf VR イベントに協力してもらい、観客がマクドウェル氏の着ているシャツや靴などの商品をゴーグルで識別して、その場で購入できるようにした。

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(上) MasterCard VR Payments

初期の技術として

VR はまだ初期の技術であり、今後プラットフォームとしてメインストリームになるかどうかについては多くの疑問が残るところだが、Facebook などはこの分野に膨大なリソースを投入している。

Facebook は先月、Facebook Spaces というソーシャルバーチャルリアリティ用プラットフォームのベータ版を発表し、ゲームだけにはとどまらない自身の VR に対する野望を示した。

サンノゼで行われた Facebook の F8開発者カンファレンスで、同社の Rachel Franklin 氏はこう説明した。

もちろん VR はソーシャルプラットフォームですので、私たちはユーザを中心にその構築を行っています。このプラットフォームはあなた自身を拡張させるもので、その技術はあなたの個性を輝かせるものです。

Facebook によると、同社は現在、人員の5%以上を AR と VR に注ぎ込んでいるという。

VR が広く普及することになれば、あらゆる企業がその新たな世界からマネタイズする方法を模索していくだろう。

WorldPay で技術革新担当ディレクターを務める Nick Telford-Reed 氏はこう語っている。

技術が進歩するにつれて、消費者のニーズも変化します。決済企業のリーダーとして、私たちには次世代の決済がどこで発生するのかを見極めていく責任があります。仮想世界の消費者にシームレスで安全な決済オプションを提供するためにこのプロトタイプを構築しました。仮想現実および拡張現実に挑戦する小売企業が得る利益は、莫大なものになる可能性があります。

Worldpay のプロトタイプ版 VR 決済システムのデモ動画はこちらから。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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