ブロックチェーン特化カンファレンス「Beyond Blocks」、4月4日と5日に東京で開催——世界の業界エキスパート30名以上が恵比寿に集結

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2018.3.22

Beyond Blocks Bangkok 2018
Image credit: Beyond Blocks

確固たる統計があるわけではないので、これは筆者の肌感に他ならないのだけれども、最近、バンコクにブロックチェーンスタートアップのハブが形成されつつあるように思える。バンコクのカオサン通りには世界中の旅人が集まり、情報が集まり、安売りの航空券を扱う旅行社が集まったため、ここがバックパッカーのメッカと化したわけだが、言うまでもなく現地のタイ人だけが佇むエリアではない。

カオサン通り同様、タイのスタートアップシーンもタイの地元起業家だけでなく、世界中の起業家を魅了し始めているようだ。数ヶ月に一度はタイを訪れているのだが、今月訪問したときには特にそのような印象を強く受けた。その一つのきっかけとなったのは、昨年12月にバンコク市内で開催された Beyond Blocks World Conference だろう。開催初回にして世界30カ国以上から総勢1,000名以上を集め、このイベントは成功裏に終了した。

2月28日、新宿の Donuts 本社で開催された Beyond Blocks Tokyo 2018 Meetup で、パネルセッションに登壇した Red Pulse CEO Jonathan Ha 氏(左)と Beyond Blocks COO の Gabriel Yang 氏(右)
Image credit: Masaru IKeda

そして、初めてとなる Beyond Blocks の東京イベントが4月4日と5日の両日、恵比寿のウエスティン東京で開催される。Beyond Blocks を率いるのは、仮想通貨取引所 Capdax の共同創業者でもある Saber Aria 氏と、THE BRIDGE のメディアパートナーでもある e27InnovFest UnBound といったスタートアップイベントでマネージャーを務めた Gabriel Yang 氏だ。二人は、東京で Beyond Blocks を開催する理由について、次のように述べている。

周辺諸国とは対照的に、日本はブロックチェーン関連の活動に承認を与え、新しい事業を生み出すイノベーションの波を生み出した。その結果、仮想通貨取引所、ICO、ブロックチェーンといった新しい機会が、日本をフィンテック分野におけるグローバルリーダーへと変えつつある。(Beyond Blocks プレスリリースから)

Beyond Blocks Tokyo 2018 Meetup で「Starbase」を紹介する佐藤智陽氏
Image credit: Masaru Ikeda

Beyond Blocks の東京イベントを前に、2月28日には新宿 Donuts 本社で、東京のブロックチェーン業界関係者を集めたミートアップが開催された。会場には、4月4日のメインイベントでもスピーカーを務める、トークンエコノミーを活用した中国市場向けの調査研究プラットフォーム「Red Pulse」の創業者 Jonathan Ha 氏や、ブロックチェーンに詳しくない人でもトークンを発行できる資金調達プラットフォーム「Starbase」を運営する佐藤智陽氏らが招かれ、自身のサービスやブロックチェーンのもたらす可能性について、集まった数十名ほどの参加者に講演した。

日本では、投機マネーを中心としたビットコイン熱の高まりが目立ち、数ある仮想通貨取引所が堅調な成長を続ける一方で、ブロックチェーンを活用した新規ビジネスやサービスの出現はまだ皆無に等しい。ブロックチェーンがもたらす効用のひとつが国境を超えた自由なヒト・カネ・モノの流通なわけで、世界の人々がアクセスしやすい(居心地のよい)場所を作ることで、あらゆる街がブロックチェーンスタートアップのハブになる可能性を秘めている。

Beyond Blocks Tokyo Summit には、30人以上の業界エキスパートが一堂に会する予定だ。ブロックチェーン元年と言われる今年(ブロックチェーンのコンセプト自体の発祥は30年以上前に遡るが……)、日本にもここから新たな動きが生まれることを期待したい。

【情報開示】THE BRIDGE は、Beyond Blocks Tokyo Summit のメディアスポンサーを務めています。

ニュースレターの購読について

毎日掲載される記事の更新情報やイベントに関する情報をお届けします!

----------[AD]----------