医療機器や分析機器をデザインしている島津製作所のプロダクト UX デザイナー清水耕助氏は、中国のプロダクトデザイン業界について洞察を共有してくれた。彼は2012年7月から12月まで、デザインチームのビルドアップと管理の責任を負って上海で仕事をしていた。「Made in China」というラベルは、多くの人々にとって低コストとコピーコートと同義語になった、と彼は言う。しかし、中国が貴重なユニコーンの数でアメリカを上回ったとき、人々は見方を変えた。
Groups API:これまではフェイスブック上のグループページの情報にアクセスするためには、管理者またはメンバーの承認が必要だった。今後は、Groups APIを利用する全てのサードパーティーアプリは、Facebookと管理者の承認が必要になる。また、承認されたアプリであっても、投稿やコメントに付随するグループ参加者の個人名やプロフィール写真といった個人情報へのアクセスができなくなる予定。
ここ数年、東南アジアで誕生した e コマースサイトの一群の中で、ブランド認知、越境リーチ、ベンチャーファンディングを実現し、Alibaba や Amazon といった巨人企業に現実的に挑めるようになった企業はほんの一握りにすぎない。この階級に仲間入りした企業が生まれたようである。
南アジアと東南アジア一帯で消費者と中小独立系ファッションデザイナーを結び付けているオンラインマーケットプレイスの Zilingo は、ベルギーの投資企業 Sofina のほか、ドイツのメディア系コングロマリット Hubert Burda Media のベンチャー部門 Burda Principal Investments、アメリカを拠点とする VC 企業 Sequoia Capital のインドファンドが共同でリードするシリーズ C ラウンドで5,400万米ドルを確保した。
わずか7ヶ月前には、同スタートアップはシリーズ B ラウンドで1,700万米ドルを調達したばかりだ。Sequoia India のマネー人ディレクター Shailendra Singh 氏によれば、今回の直近ラウンドは、前回のシリーズ B ラウンドがクローズした数週間後には最終化した。
Zilingo 共同設立者兼 CEO の Ankiti Bose 氏が Tech in Asia に語ったところでは、新たな資金は、同社が主要な成長目標としているインドネシアでの事業展開の加速に活用される。さらにフィリピンなど他の有望な東南アジア市場への進出も目指すという。
今回のシリーズ C ラウンドにより、同社がこれまでに調達した資金は8,200万米ドルとなった。主要な競合である Zalora が調達した2億3,800万米ドルには遠く及ばないものの、Tech in Asia のデータによると、今回の案件により Zilingo は、この地域で最も資金を集めた上位20のスタートアップに入っている。その総額は、シンガポールの総合 e コマースポータル Qoo10に相当する。
今回の調達を受けて、Zilingo は東南アジアで E コマースポータル領域で調達額9位、ファッション専門領域では、Rocket Internet が支援するスタートアップ Zalora に続いて調達額2位となった。
東南アジアにおける、E コマースポータル資金調達額上位10位
競合に不足はない
Zilingo が東南アジアで存在を増す上、潜在的競合に不足は無いだろう。競合のトップに君臨するのは Zalora だろう。Zalora はドイツのベンチャービルダー Rocket Internet が2012年に設立した、東南アジアに特化したファッション E コマースサイトだ。しかし、トップに君臨する Zalora のポジションは難攻不落のものではない。この数年間で、多額の損失を報告し、営業展開していた市場のいくつかからは撤退している。
2016年4月、Rocket Internet は Zalora のベトナムとタイの事業を売却したことを確認した。タイ事業については、タイの Central Group にわずか1,000万米ドルで売却されたことを示唆する報道もあった。Zalora は2017年2月、フィリピン部門の株式の49%を現地のコングロマリット Ayala に売却する一方、同時にインドネシア事業の切り離しの噂については否定していた。
撤退しているようにも見えるが、これらの動きは Zalora のバランスシートにはプラスの影響を与えているようだ。Rocket Internet の2016年度の最新年次報告によれば、Zalora はその年の売上を25.8%増加させており、その結果、EBITDA 損失を1年前の1億1,100万米ドルから6,780万米ドルへと圧縮に成功している。さらに、Zalora はフィリピン事業が現在では黒字化し、他市場でも近いうちに黒字化が見込まれるとしている。
この黒字化を継続させるには、個人的な理由で来月辞任予定の Zalora Group CEO Parker Gundersen 氏から、その任を引き継ぐことができる能力豊かなリーダーを Zalora は任命することが求められる。
前述した投資家に加え、Zilingo には Amadeus Capital Partners、Beenext、Beenos、デジタルガレージ、Susquehanna International Group(海納国際集団)、Venturra Capital、Wavemaker Partners、さらに、アメリカのベテランベンチャーキャピタリスト Tim Draper 氏や、IDG Ventures India Advisors の Manik Arora 氏が出資している。
igloohome は CES Asia Innovation Awards 2017、Singapore Infocomm Technology Federation の Best Innovative Infocomm Solution 2017金賞、そして iF Design Award 2018を受賞している。
Echelon Asia Summit 2017では TOP100に参加。このイベント参加後には、大手保険会社の AXA と提携を結んだ。
2017年、「WATCHA」は娯楽カテゴリーを書籍にまで拡大し、これまで420万件を超える評価データを収集している。現在、英語圏のユーザをターゲットにしたグローバルな展開に向け、準備を行っているという。「WATCHA PLAY」は最近、HBO や MBC などを含む複数の放送局とライセンス契約を締結しており、韓国の OTT 市場において一歩前進している。