2020年登場予定のAppleのARグラス、特許から見えるその姿とは

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photochromiclenses
Image Credit: Eyeguard

2020年の販売が噂されているAppleが開発するARグラスに関しての特許などが明らかになり、主要コンセプトが見えてきた。Appleによって提出された特許によれば、同社ARグラスにはVRモードとハイコントラストARモードを切り替えられるシステムが搭載されていることがわかっている。

また、ARグラスは紫外線を利用してレンズの透明度を調整できる「Adjustable Opacity System 」も備わる予定だそうだ。

似たコンセプトのサングラスは20年前ほどから既に市場に存在している。外出時に太陽光が多く当たる際には透明度を自動で下げ暗くし、自宅など太陽光が入らない環境下では透明度を自動的に上昇させる。

Appleが開発するレンズでは、VR機能を保つために現実世界の一部を意図的に暗く表示させることでバーチャル世界を表現させることが伺える。

現段階において「ARグラス」というと単一の透明度を扱っているものを指すことが多い。現実世界とバーチャル世界を「融合」させた視界を作り出すことは出来ているが十分とはいいがたい状況だった。今回Appleによって提出された特許が実現可能となれば十分な製品クオリティを保ったまま、バーチャルと現実世界の視界を自動で作り出すことが可能となる。

一方、現段階でAppleのARレンズにフォトクロミック技術が付属されているかは不明である。同技術をレンズへ導入することは問題ないとされているが、部品の発熱を助長させることとなり、対応策を講じるためプロダクト自体の価格設定を上昇させなければならなくなる。

AppleのARグラスは2020年の発売が見込まれている。また、既にiOS 13向けの3Dコンテンツに対応したARグラスを操作するためのベータ版アプリが発見されている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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