中国でのEV生産本格化に向け、トヨタが現地自動車製造大手BYD(比亜迪)と合弁会社設立へ

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Image credit: Pixabay

中国が世界の電気自動車(EV)開発を牽引する努力を続ける中、遅れて出てきたトヨタは7月に発表していた中国の自動車メーカー BYD(比亜迪)との提携関係を構築しつつある。まだ初期段階にある中国の EV 市場の多くを取り込むのが狙いだ。

重要視すべき理由:トヨタは EV に向けた世界的な加速に追いつくことを目指している。EV は長年、日本の自動車大手の間であまり音沙汰が無かった領域だ。

  • トヨタは、従来のハイブリッド車と水素燃料電池技術に重点を置き、それまで EV 車を販売する計画を明らかにしてはいなかったが、2017年後半に2030年までに EV を550万台販売する目標を設定した。これには100万台の完全 EV と燃料電池車が含まれる
  • 今年6月、同社は EV の人気が急上昇していることを理由にその目標を2025年まで前倒しした

詳細情報:トヨタと BYD は7日、中国市場向けのトヨタブランド EV や関連部品をを開発・製造するため、出資額折半の合弁会社を設立することで合意したと発表した。

  • この合弁会社は2020年に設立され、両社の研究開発に関わるエンジニアや従業員で構成される予定。出資額は言及されていない。
  • BYD のスポークスウーマンは8日、TechNode(動点科技)に対し、経営チームをどうするかについて現在議論がなされているとした。これには、会長がトヨタから、ジェネラルマネージャーが BYD から派遣されることが含まれる。詳細はまだ最終化されていない。
  • このニュースにより、7月に BYD との提携を発表したトヨタにとって、2025年までに少なくとも10台の新 EV を中国市場に投入するとした計画の一部が現実的なものとなった。

EV の広範な利用を広めるという共通の目標を持って、BYD とトヨタが競合ではなく協業できるチームメイトという存在になれることに感謝する。我々は BYD との新会社への注力を通じて、BYD とトヨタの両社を進化・拡大させたい。(トヨタ自動車取締役副社長 寺師茂樹氏)

背景:中国政府が外国投資の市場アクセスを撤廃した産業の支援を示す中で、従来から存在する自動車メーカーは中国で EV を受け入れる注力を強化しつつある。

  • フォルクスワーゲンは9月、2022年末までに100万台の EV 生産計画の一環として、今後数年間で少なくとも10台の新しい EV モデルを中国で提供する計画を発表した
  • ダイムラーは、12月に開始されるメルセデス初の中国製 EV の納入計画や、2022年に全電気スマートカーを販売する Geely(吉利)との合弁会社など、中国でのフットプリントを拡大するために EV に関連する一連の動きを実行している。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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