飲食店とサプライヤーをマッチングするクロスマート、青果物受発注サービス「クロスオーダー」に「FAX-OCR機能」を追加

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Image credit: XMart + James Steidl / 123RF

飲食店とサプライヤーをマッチングする「クロスマート」を運営するクロスマートは28日、野菜・果物などの青果物に特化した受発注サービス「クロスオーダー( サプライヤー向け 飲食店向け )」について、飲食店から手書きの FAX で青果物を発注できる「FAX-OCR 機能」を追加したことを明らかにした。

クロスオーダーは野菜・果物などの青果物に特化したシステム。飲食店にとってはクロスオーダーを使うことで発注はもとより、特価品やおすすめ品情報の受信も LINE で行えるほか、店長がスタッフを LINE のグループに招待することで、スタッフの注文履歴を店長の LINE で確認することも可能になる。

サービス開始から2ヶ月強で既に卸売業者数十社、飲食店数百社が利用しているクロスボーダー。もともと、PC、モバイル、LINE などでの利用を想定して開発された同サービスだが、今なお FAX による発注文化は根強く、これまでの業務フローを全く変えることなくサービスを提供するため、FAX-OCR 機能の提供に至ったとしている。当該機能利用に伴う追加料金は発生しない。

Image credit: XMart

クロスマート代表取締役の寺田佳史氏によれば、FAX を受信するモデム・回線はサードパーティーのサービスを使っており、文字を読み取る OCR のソフトウェア部分はクロスマート社内で内製しているそうだ。飲食店においても最近では店員がスマートフォンを使ってオーダーをとる店舗が増えており、オンライン入力で青果物を発注することに一見不便は無いように思える。

BRIDGE の取材に対し、寺田氏は次のようにコメントした。

仰るとおり、ITリテラシーは上がっていますが、それでも慣れた FAX 発注をスマホ発注に変えるのは抵抗が大きいようです。食材発注するのはシェフが多いので、店長やバイトよりリテラシーが低いこともあると思います。なので、若い飲食店でも依然 FAX の比率が高い現状です。

これまでにも従来の仕入れ発注をデジタル化しようするツールは多く見られたが、民間の調査などによれば、飲食店の約半数は今でも FAX で仕入れ発注を行っている。クロスマートは現状に即してサービスに機能を追加したという形だろう。サプライヤーにとっては、オンラインで入電する受注も FAX で入電する受注も一元的に管理でき、顧客の取りこぼしを減らせる。飲食店にとっても、例えば、注文が手書きであっても、月締めの際にデジタルでデータを取り込めるメリットが享受できる。

クロスマートの競合で、業界大手「BtoB プラットフォーム 受発注」を擁するインフォーマートでは、FAX での発注を抑制することに加え、IoTデバイス「スマートマット」を開発するスマートショッピングと連携した自動発注の仕組みを進めることを明らかにしている。

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