インドネシアを拠点とする P2P レンディングプラットフォームの Akseleran は、Tech In Asia が報じているように、Beenext がリードするシリーズ A ラウンドで860万米ドルを獲得したと発表した。ラウンドに参加したのは、Access Ventures、Agaeti Venture Capital、Ahabe Group、民間銀行最大手 BCA の CVC である Ce…
Image credit: Akseleran
インドネシアを拠点とする P2P レンディングプラットフォームの Akseleran は、Tech In Asia が報じているように、Beenext がリードするシリーズ A ラウンドで860万米ドルを獲得したと発表した。ラウンドに参加したのは、Access Ventures、Agaeti Venture Capital、Ahabe Group、民間銀行最大手 BCA の CVC である Central Capital Ventura などである。
Akseleran は株式投資型クラウドファンディングプラットフォームとして2017年に設立された。これまでに2,000社以上の中小企業に7,140万米ドル相当以上の融資を行ってきたとしている。同社は昨年9月のシリーズ A ラウンドで850万米ドルを獲得したが、その詳細は2019年12月にインドネシアの金融サービス庁(OJK)から融資サービスを提供するための認可を受けるまで明かされなかった。
Spiral Ventures の MBO が完了したこと、また、70億円規模の Spiral Ventures Japan の1号ファンドの出資が完了したことから、2号ファンドの組成と合わせ、組織を独立させることにしたようだ。Spiral Ventures Asia と Spiral Capital は、互いに資本関係を持たない独立したファンドとして活動を始めることになる。
Image credit: Spiral Capital
人事体制についてもいくつかの変更がある。マッキンゼーやカーライルの日本代表を歴任し、旧 Spiral Ventures Japan でシニア・アドバイザーを務めた平野正雄氏が Spiral Capital の会長に、以前プリンシパルパートナーだった千葉貴史氏は Spiral Capital のパートナーに就任した。また、同社はオープンイノベーションに特化した子会社 Spiral Innovation Partners を設立し、代表パートナーに岡洋氏が就任、住友商事出身でゼロワンブースター元執行役員の松本泰拓氏がプリンシパルとして参画する。
2つのファンドを組成
Spiral Capital では、2つのファンドを組成することも明らかにした。一つ目は Spiral Capital Japan Fund 2号で、規模は100億円以上。対象領域やチケットサイズは1号ファンド(Spiral Ventures Japan 1号ファンド)を踏襲している。X-Tech(ネットとリアルの融合)を重点テーマとして、アーリー・ミドルからレイターまでの「業界変革型ビジネス」「新産業創出型ビジネス」の2領域が対象。1ショットのチケットサイズは、アーリー・ミドルで1.5~3億円、レイターで5~10億円。
岐阜・大垣にあるセイノーホールディングス本社 CC BY-SA 4.0 via アラツク / Wikimedia
もう一つは、物流テック(LogiTech)に特化したスタートアップに投資を自一行する Logistics Innovation Fund だ。GP は Spiral CapitalSpiral Innovation Partners で、LP は現時点でセイノーホールディングス(東証:9076)の1社のみ。今後、金融機関を中心に LP を追加で募る方針だ。Logistics Innovation Fund の規模は70億円以上で、チケットサイズはアーリーで1.5億円、ミドル・レイターで2.5億円。
Spiral Capital は、Logistics Innovation Fund のような業界特化型ファンドを Sector-focused Venture Capital(SVC)と呼んでいる。現在、日本国内で事業会社のファンド運用受託している VC としては、SBI インベストメント、グローバル・ブレイン、フューチャーベンチャーキャピタル(東証:8462)などが存在するが、多くの事業会社が CVC を立ち上げようとする中で、Spiral Capital はこうした需要の新たな受け口になることを目指している。
East Ventures は非公開額のプレシリーズ A ラウンドで、バイクの e コマースである Moladin に対して投資を行ったと発表した。このラウンドには新たな投資家であるサイバーエージェント・キャピタルやその他複数のエンジェル投資家が参加している。 Moladin は今回の新たな資金を使い、既存製品のスケールアップ、自動車販売という新たなカテゴリやバイクの割賦販売ローンといった新たな機…
Image credit: Moladin
East Ventures は非公開額のプレシリーズ A ラウンドで、バイクの e コマースである Moladin に対して投資を行ったと発表した。このラウンドには新たな投資家であるサイバーエージェント・キャピタルやその他複数のエンジェル投資家が参加している。