飲食店とサプライヤーをマッチングする「クロスマート」を運営するクロスマートは19日、野菜・果物などの青果物に特化した受発注サービス「クロスオーダー( サプライヤー向け / 飲食店向け )」の提供を開始したと発表した。
クロスマートは今年4月にサービスをローンチ。以降、約1億円分の納品伝票を収集しデータを蓄積してきた。これらのデータを分析した結果、青果物は他の食材と比べて FAX による注文比率が高く頻度も多いこと、さまざまな規模の卸売業者が青果物を取り扱っているため、受発注プロセスに課題を感じている卸売業者が多いことがわかったという。
クロスオーダーは野菜・果物などの青果物に特化したシステムで、サプライヤーはそのデータを利用している基幹システムに合わせて、フォーマットを自在に変更し CSV ファイル出力することが可能。SaaS ではあるが、飲食店が導入する際にはクロスマートがサービス説明や導入支援を実施する。
飲食店にとってはクロスオーダーを使うことで発注はもとより、特価品やおすすめ品情報の受信も LINE で行えるほか、店長がスタッフを LINE のグループに招待することで、スタッフの注文履歴を店長の LINE で確認することも可能になる。
クロスマートが一定数の飲食店をユーザに取り込むことができれば、食材需要の事前見通しを立てることが可能になり、市場価格の安定化や食材ロスが社会問題化する中で需給バランスの適正化にも一定の寄与が期待できる。同社では、クロスオーダーの取扱分野として、業務用食材の中でも一番価格変動の大きい青果物から着手し、将来はすべての生鮮食材に広げていきたいとしている。
via PR TIMES
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