BEENEXT、2つの新ファンドに1億6,000万米ドルを調達しクローズ

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シンガポールを拠点とする VC 企業 BEENEXT は16日、2つの新ファンドに合計1億6,000万米ドルを調達しクローズしたと発表した。

Photo credit: Beenext

1億1,000万米ドルの BEENEXT Emerging Asia Fund は、インドと東南アジアのアーリーステージ・スタートアップに投資し、東南アジア全体のデジタル技術を加速させることを目的としている。e コマース、フィンテック、ヘルステック、アグリテック、エディテック、AI、その他データドリブンテックなどを対象とする。

声明によると、ファンドの金額の約半分はインドのスタートアップに使われるという。

BEENEXT によると、新ファンドの投資家には、アメリカの機関投資家、日本企業、世界的ファミリーオフィス、起業家などが名を連ねているという。これらの投資家は、投資先スタートアップのパートナーとしても機能する。

残りの5,000万米ドルの資金は日本の SaaS スタートアップのために使用される。

BEENEXT は新型コロナウイルスを念頭に、デジタル化がパンデミック後の経済を牽引すると考えている。

新型コロナウイルスはグローバルビジネスのあらゆる面に影響を与えているが、スタートアップの創業者たちは、この環境下で生き残るだけでなく、成功するために限界を押し広げている。(BEENEXT 創業者兼マネージングパートナーの佐藤輝英氏)

2015年の創業以来、BEENEXT はグローバルで180社以上のスタートアップに投資しており、インドでは不動産検索ポータルの「NoBroker」、決済アプリ「Citrus Pay」、モバイル e スポーツプラットフォーム「Mobile Premier League」など72社に投資している。また、東南アジアと日本では、EC プラットフォーム「Zilingo」、エドテックスタートアップ「Zenius」、人事 SaaS 「SmartHR」など45社に投資している。

最近の投資参加事例には、インドネシアの P2P レンディング「Akseleran」への860万米ドルのラウンドや、シンガポール拠点のソフトウェア開発会社 Credify への100万米ドルのシードラウンドなどがある。

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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