ニッセイ・キャピタル、最大5,000万円出資のアクセラレーションプログラム「50M」秋バッチ募集を開始へ

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2019年バッチ(通算第2期)のデモデイの様子
Image credit: Nissay Capital

<28日15時更新> ニッセイ・キャピタル旧オフィス所在地、シェアオフィスの料金に関する記述を訂正。

日本生命の CVC であるニッセイ・キャピタルは28日、アクセラレーションプログラム「50M(フィフティー・エム)」の2020年秋バッチの募集要項を明らかにした。50M は同社が2017年に開始したプログラムで、今回の秋バッチで通算4期目となる。これまでは1年に一度のペースで、十数社に対し最大5ヶ月間におよぶプログラムを提供してきたが、応募数が増えてきたことやスタートアップ支援を手厚くする観点から、今年から1年を2つに分け春・秋バッチの2回体制とした。

このプログラムで特徴的なのは、プログラム採択時に500万円の活動資金が CB により拠出される点。またプログラム終了時に卒業を迎えたチームには、チームが希望することを前提に4,500万円のシード出資を実施する。この際、CB は株式に転換され、ニッセイ・キャピタルからのシードラウンドでの出資総額は5,000万円となる。「資金政策に可逆的な選択肢を与えたい」という観点から、プログラム終了時にニッセイ・キャピタルからの出資を望まないスタートアップは、最初に得た500万円をプレミアム無しで返金することも可能だ。

ニッセイ・キャピタルでは今年6月、東京・八重洲にあったオフィスを東京駅を挟んで反対側の丸の内・郵船ビルに移転。この際、本社機能に併設して、投資先向けのシェアオフィスを設置した。50M 採択スタートアップは、プログラム期間中、月額1万円月額2万円でこのスペースを利用できるほか、ここでは他の VC のキャピタリストや投資家を呼んでのゲスト講演やメンタリング機会も提供される。また、AWS、GCP、HubSpot 等といったクラウド環境や SaaS のスタートアップ向け優待も提供される。

ニッセイ・キャピタルの「50M」のシェアオフィス。窓からは行幸通り越しに東京駅が見える。
Image credit: Nissay Capital

50M では、これまで1期からら14社、2期から10社、3期春バッチから7社を採択(合計31社)。これら31社が累積で調達した金額の合計は47.1億円で、うち、半分を超える24.5億円をリードインベスターとしてニッセイ・キャピタルが出資したという。今年の春バッチでは180社の応募があり7社が採択されたが(採択率約3.9%)、秋バッチでは200社以上の応募を期待し6社を採択予定。投資先には親会社の本業である保険業とのシナジーは考慮されず、スタートアップのバーティカルについて制限は無い。

50M 秋バッチの募集期間は10月1日~11月1日で、期間中数回にわたり、参加を検討するスタートアップ向けにオンライン説明会が実施される。アクセラレーションプログラム終了後には、来年3月中旬をメドに、今年春バッチおよび秋バッチの採択スタートアップが登壇するデモデイが開催される。なお、このデモデイには採択スタートアップのうち、来年3月までにニッセイ・キャピタルまたは他の投資家から5,000万円以上を調達できたチームのみが登壇を許される。