東南アジア向けエンタメ配信のPOPS Worldwide、5,000万米ドルをシリーズD調達し日本オフィス開設へ

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POPS Worldwide の皆さん
Image credit: POPS Worldwide

ベトナムのデジタルエンターテインメント企業 POPS Worldwide は、2021年末までにシリーズ D ラウンドで5,000万米ドルを調達する予定であると6日発表した。調達する資金は、インドネシアでの活動を深めることに加えて、フィリピンを含む東南アジア全域での事業拡大に使用される。

2007年に設立された POPS Worldwide は、グローバルブランドが東南アジアの視聴者向けにコンテンツをローカライズすることを支援している。例えば、NARUTO -ナルト-、ポケモン、ドラえもんなどの人気アニメシリーズのプレミアムコンテンツを、9歳から12歳の子供たちやZ世代、ミレニアル世代に提供している。

同社のサービスには、現地の言語での字幕や吹き替えの作成も含まれており、ブランドやクリエイターが効果的かつより本物に近い形で視聴者とつながり、エンゲージメントを得られるようサポートしている。さらに、POPS Music、POPS Kids、POPS Comic、POPS e-sports など、さまざまなニッチなオーディエンスをターゲットにしたコンテンツを提供している。

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POPS Worldwide のオフィス
Image credit: POPS Worldwide

POPS Worldwide は設立以来、ベトナム、タイ、インドネシアなどの主要市場で足場を固め、この地域のデジタルエンタテインメント業界で最大のプレーヤーの一つとなっている。同社の顧客には、Warner Media、NBCUniversal、Discovery、テレビ朝日、The Pokemon Company、東映アニメーションなどのグローバルブランドが含まれている。

また、POPS Worldwide社、日本にもオフィスを開設し、パートナーシップや買収に注力し、東南アジアだけでなく、アジアを視野に入れたビジネスチャンスの拡大を目指する。

POPS Worldwide の創業者 Esther Nguyen 氏は次のように語った。

当社は、ベトナムの Spotify を作りたいという私の最初のビジョンから生まれた。しかし今では、Spotify が意味するものよりも大きく成長し、音楽、エンターテインメント、エデュテインメント、コミック、アニメなど、デジタルに関するあらゆるものを扱う東南アジアのトップチョイスとなっている。

デジタルファーストのエンターテインメント企業として、我々は、デジタルの世界が刻々と変化する中で、革新と改革の方法を常に模索している。ベトナム、タイ、インドネシアでの成功の勢いに乗って、今後もグローバルブランドやクリエイターにスケーラビリティを提供し、東南アジアの多様な視聴者と急成長するデジタルエコシステムへの比類ないアクセスを提供していきたいと考えている。

POPS Worldwide のメディアブランド
Image credit: POPS Worldwide

POPS Worldwide は、Eastbridge Partners と Mirae Asset-Naver Asia Growth Fund がリードしたシリーズ C ラウンドで3,000万米ドルを調達するなど、これまでに3,700万米ドルを調達していた

世界の多くの地域でパンデミックによるロックダウンがいまだに続いている中、エンターテインメントのためのデジタルコンテンツの消費と必要性が大きく高まっている。「COVID-19: A Game Changer For Media And Purchasing(仮題:メディアと購入のゲームチェンジャーとしての新型コロナ)」と題された報告書によると、家庭内メディア、特にエンターテインメントを提供するメディアの消費量が世界的に最も増加しているとのことだ。

【via e27】 @E27co

【原文】