EC・D2C支援のSUPER STUDIO、18億円の資金調達【Canvas 6月号(前半)】

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今月の調達ニュース

今月の国内スタートアップの主要な資金調達ニュースをお届けします。

「令和トラベル」

建設職人マッチングプラットフォーム「CraftBank」運営、MBOから2ヶ月で3.5億円を調達——デライトV、MUCAPらから(6月15日)

  • クラフトバンクは、3.5億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、デライト・ベンチャーズ、三菱 UFJ キャピタル、高野秀敏氏(キープレイヤーズ代表取締役)、城下純一氏(前ロスチャイルドジャパン会⻑)。また、構造物の検査・調査・診断のジャストとは資本業務提携を締結した。

名古屋発・秘密計算エンジン開発のAcompany(アカンパニー)、プレシリーズAで2億円を調達(6月14日)

⽇本発のパブリックブロックチェーン「Plasm Network」「Shiden Network」開発ステークテクノロジーズ、11億円を調達(6月11日)

  • ステークテクノロジーズは、Fenbushi Capital(分布式資本)、Gumi Crypto、East Ventures から総額約11億円の資⾦調達を実施したことを明らかにした。

Z世代やゲーマーに人気のボイスチャットアプリ「パラレル」開発、シリーズBで12億円を調達(6月11日)

  • パラレルは、シリーズ B ラウンドで12億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ジャフコグループ(東証:8595)、KDDI Open Innovation Fund、ANRI、W ventures、三菱 UFJ キャピタル。同社では、調達した資金を使って、開発体制やマーケティング強化を図るとしている。

ペット保険統合プラットフォーム「アニポス」運営、プレシリーズAで1.1億円を調達(6月11日)

  • アニポスは、プレシリーズ A ラウンドで1.1億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、マネックスベンチャーズ、DG ベンチャーズ、山口キャピタル、広島ベンチャーキャピタル、グロービス、名前非開示のエンジェル投資家。これはアニポスにとって、2020年3月に実施した DG ベンチャーズ、広島ベンチャーキャピタル、内藤研介氏(SmartHR 取締役副社長 内藤研介氏)からのシードラウンド調達(調達額非開示)に続くものだ。

「スウィングバイIPO」に向けてソラコムが6社と資本提携、世界全体の回線契約数は300万件に拡大【追記あり】(6月10日)

  • ソラコムは、セコム、ソースネクスト、ソニーグループ、日本瓦斯(ニチガス)、日立製作所、World Innovation Lab(WiL)の6社と資本提携を含むパートナーシップの締結を伝えている。出資についての詳細は開示されておらず、同社は親会社となるKDDIに加え、提携を発表した6社とのグローバルビジネス協業を通じて海外利用実績の拡大を目指すとしている。

EC・D2C支援のSUPER STUDIO、18億円の資金調達——ALL STAR SAAS FUND、Pavilion Capitalなどから(6月10日)

  • SUPER STUDIO は、18億円の資金調達を発表した。INITIAL によれば、シリーズ B ラウンドと見られる。このラウンドに参加したのは、BEENEXT「ALL STAR SAAS FUND」、シンガポールの政府系投資会社 Temasek Holdings 傘下の Pavilion Capital、SMBC ベンチャーキャピタル、アカツキ「Heart Driven Fund」、みずほキャピタル。

パリで醸造する日本酒D2Cブランド「WAKAZE」、3.3億円を調達し欧州全域と北米進出へ(6月9日)

  • WAKAZE は、シリーズ A ラウンドで3.3億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ジャフコ グループ(東証:8595)、ニッセイ・キャピタル、マクアケ(東証:4479)、MAKOTO キャピタル。WAKAZE にとって、2019年6月に実施したプレシリーズ A ラウンド(当時はシリーズ A ラウンドと報じた)に続くもの。マクアケにとっては、今年初めに発表した「Makuake Story Brand Fund(組成・登記されたものではなく通称)」からの βace に続く2号目の出資。

LA発使い捨てカメラ風写真SNS「Dispo」、セレブ多数からシリーズA調達——日本社員1号で、日テレの元ディレクターが参画(6月9日)

  • Dispo は、シリーズ A ラウンドで資金を調達したことを明らかにした。Crunchbase によれば、このラウンドに参加したのは、Sofia Vergara 氏、Raven B. Varona 氏、アスリートの Kevin Durant 氏、Cara Delevingne 氏、著名写真家の Annie Leibovitz 氏らセレブリティ多数。調達金額は明らかになっていない。

不動産オーナー向け物件収支管理SaaS「大家のヤモリ」運営、DNX Venturesらから5,000万円を調達(6月9日)

  • ヤモリは8日、DNX Venturesや個人投資家から5,000万円を調達したと発表した。今回の資金調達により、金融機関との連携を進め、融資申込の効率化や融資サービスの開発に注力するとしている。

フェムテックブランド「Rinē(リネ)」、個人投資家から5,000万円を調達——吸水ショーツ・ブラレットの予約を開始(6月3日)

  • Neith は、個人投資家等を引受先とする第三者割当増資の実施及びデットファイナンスによる総額約5,000万円の資金調達を発表した。本ラウンドに参加したのは、島田亨氏(個人投資家)、石倉壱彦氏(アカツキ執行役員)、花房香那(藤井香那)氏(トリコ 代表取締役CEO)、南里勇気氏(Bison Holdings CEO)。

ビジネス向けチャットツール開発のL is B、シリーズCラウンドで12.3億円を調達(6月3日)

  • L is B は、シリーズ C ラウンドで12.3億円を調達したことを明らかにした。このラウンドには、チェンジ(東証:3962)、大和企業投資、イノベーション・エンジン、みずほキャピタル、三菱 UFJ キャピタルが参加した。同社にとっては、2019年6月に実施したアズワン、QTnet からの調達に続くものとなる。

衛星データ活用農業支援SAgri、1億5,500万円をシード調達——耕作放棄地発見、農地の区画情報整理事業を加速(6月2日)

  • サグリは、直近のラウンドで1億5,500万円を調達したことを明らかにした。このラウンドはリアルテックファンドがリードインベスターを務め、みなとキャピタル、池田泉州キャピタル、広島ベンチャーキャピタル、ひょうご神戸スタートアップファンド(Bonds Investment Group、兵庫県、神戸市による運営)が参加した。なお、ひょうご神戸スタートアップファンドからは、SAgri が初の投資となる。
  • SAgri にとっては、2019年1月の花房弘也氏(アラン・プロダクツ CEO)とグローカリンクからの調達(エンジェルラウンド)、2020年4月の調達(J-KISS による調達)に続くものだ。それぞれの調達金額は不明だが、今回調達を受けて資本金は1億7,400万円に達したことが明らかになっているため、資本金額と今回調達額の差が過去調達額に相当するとみられる。ラウンドステージは、シードラウンドと推定される。

Googleマイビジネス一元管理クラウド「カンリー」運営、4.6億円をシリーズA調達——累計調達額は5.3億円に(6月1日)

  • カンリー(旧社名 Leretto)は、シリーズ A ラウンドで約4.6億円を調達したと明らかにした。このラウンドに参加したのは、ジャフコグループ(東証:8595)、DEEPCORE、双日(東証:2768)、みずほキャピタル、三菱 UFJ キャピタル、UB Ventures、ベクトル(東証:6058)。カンリーにとっては、昨年7月に実施したプレシリーズ A ラウンドに続くものとなる。今回ラウンドを受けての累計調達額は約5.3億円。

ユーザフィードバックを一元管理、求められるプロダクトづくりを支援するSaaS「Flyle」が正式ローンチ——UBVらから8,100万円を調達(6月1日)

  • フライルは、シードラウンドで8,100万円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、UB Ventures と、竹内真氏(ビジョナル取締役 CTO)、南壮一郎氏(ビジョナル 代表取締役社長)、砂川大氏(スマートラウンド代表取締役 CEO)、冨田和成氏(ZUU 代表取締役)、山代真啓氏(Growth Camp 共同代表)、佐久間衡氏(ユーザベース代表取締役 Co-CEO)、坂本大典氏(ニューズピックス 代表取締役 CEO)と匿名個人投資家1名。

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