日本のおむつにインスパイアされた米国の紙おむつ「Coterie」、シリーズAで2,380万米ドルを調達

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Image credit: Coterie

<ピックアップ> Babycare Brand Coterie Raises $23.8 Million In Series A Funding Round, Including Investment From Ashley Graham

重要なポイント:ベビーケアブランド「Coterie」は1日、シリーズ A ラウンドでの2,380万米ドルの資金調達を発表した。

  • 今回のラウンドは Align Ventures の Ben Bryce 氏がリードし、Beliade、Willow Growth、RiverPark Ventures、モデルの Ashley Graham 氏などらが参加した。同社の累積調達額は3,400万米ドルに達した。

詳細:Coterie は2018年、Frank Yu 氏がアメリカ・ニューヨークで設立。彼自身がベビーシャワー(安産を祈願する妊婦の集まり)に訪れた際に、日本製の柔らかく肌触りの良い紙おむつに出会ったことが創業のきっかけになったという。

  • 今回の同社の資金調達に参加したのは、モデルであり投資家でもあるAshley Graham 氏も含まれる。彼女は、クリーンでテスト済みの素材のみを使用し、安全性とサステナビリティに対する同社の取り組みと透明性に衝撃を受けたという。
  • 「Coterieは私の家族にとって画期的な存在です。私自身を含め『すべての親の生活を楽にする』という彼らの使命に参加できることに興奮しています。」と同氏はコメントしている。
  • 今回の資金調達に際し、Coterie 創業者の Yu 氏は次のようにコメントしている。

私たちはより清潔で高性能なおむつの開発はもちろん、赤ちゃんの成長に合わせた製品開発や、親御さんが購入しやすい定期購入の方法や注文管理のイノベーションなど、これまでに無いおむつの顧客体験向上に注力しています。私たちの使命はすべての親御さんの生活をより快適にすることであり、360°のアプローチであらゆるステップをサポートすることなのです。

背景:赤ちゃんは生後1年間で平均2,000枚以上のおむつを使い、素肌に触れる機会が多いにもかかわらず、アメリカでは1985年からほとんどのおむつが進化しておらず、市場の8割は2つのレガシーブランドによって独占され続けていたという。

執筆:平理沙子(Risako Taira)/編集:池田 将

via Forbes

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