ゲノム解析技術で不妊・少子化に取り組むVarinos、6億円をシリーズC調達——累積調達額は11億円に

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Varinos が開発した「腟内検体採取式 子宮内フローラCHECK KIT」。妊活・不妊治療支援のファミワンの Web サイトなどで購入できる。
Image credit: Varinos

ゲノムテクノロジーを用いた遺伝学的検査を開発・臨床実装する Varinos は3日、シリーズ C ラウンドで6億円を調達したと発表した。このラウンドはファストトラックイニシアティブがリードし、Angel Bridge、SMBC ベンチャーキャピタル、みやこキャピタル、三菱 UFJ キャピタル、MTG Ventures、Sony Innovation Fund が参加した。これは Varinos にとって、2020年9月に実施したシリーズ B ラウンドに続くものだ。

今回参加した投資家のうち、Angel Bridge は02018年1月のシリーズ A ラウンド、SMBCベンチャーキャピタルとみやこキャピタルは2020年9月のシリーズ B ラウンドに続くフォローオンでの出資参加だ。今回の調達を受けて、Varinos の累積調達額は11億円に達した。

Varinos は2017年2月、桜庭喜行氏(現 CEO)らにより設立。桜庭氏は、理化学研究所ゲノム科学総合研究センター、アメリカ・セントジュード小児病院、新型出生前診断(NIPT)検査の GeneTech、ゲノム解析のイルミナを経て、Varinos 設立後の2017年の12月には、世界で初めて子宮内フローラ(細菌叢)検査の実用化に成功している。

Varinos では現在、新しいゲノム検査の開発に加え、子宮内フローラ検査や着床前診断といった、生殖医療や産婦人科領域の検査を提供している。子宮内フローラ検査は、子宮内の菌環境が妊娠率に影響するとわかっていることから、国内の不妊治療クリニックを中心に250以上の医療機関で導入が進んでいるという。 また、2022年4月には不妊治療の保険適用枠が拡大、7月には弊社の「子宮内フローラ検査」が先進医療に認定され、保険診療との併用も可能となった。

Varinos では今回調達した資金を使って、子宮内フローラ検査の海外展開を行う。また、子宮内フローラは妊娠率との関係以外にも、慢性子宮内膜炎や子宮内膜症、子宮頸がんとの関係が示唆され始めており、Varinos では子宮内フローラの技術を応用し、ゲノム情報を活かすことのできる疾患の研究にも注力し、新規プロダクトの開発を行うとしている。

via PR TIMES

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