食品業界向け需要予測AI開発、WonderPaletteがKUSABIらから2,100万円をシード調達——「東京ばな奈ワールド」らが導入

SHARE:
「Wonder 予測 AI」
WonderPalette

WonderPalette は30日、シードラウンドで2,100万円を調達したと発表した。このラウンドには、KUSABI と名前非開示の個人投資家1名が参加した。WonderPalette は今後、AI の実用化と導入を通じて食品業界全体の廃棄物削減に取り組み、業界の利益率向上を目指すとしている。

WonderPalette は「食品廃棄ゼロ」を掲げ、食品業界の利益率向上と日本の深刻な食品廃棄問題の解決に取り組んでいる。同社が開発する「Wonder予測AI」は、食品業界に特化した AI 需要予測 SaaS で従来の Excel ベースの手動予測に比べ、予測工数の大幅な削減と精度向上を実現する。過剰生産による在庫の無駄を減らし、廃棄率の改善が期待できる。

WonderPalette は、商品ごとの特性や売上に影響を与える要因の自動特定、企業・商品ごとの予測モデル自動調整、季節商品や新商品への対応などが可能だ。既に「東京ばな奈ワールド」を含む複数のブランドで導入されている。農林水産省の統計によると、2021年度の食品廃棄量は約522万トンに達している。同社では、この社会問題解決に向けた支援を目指す。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する