SNS投稿からAIがバックグラウンドチェック、米Ferretlyが250万米ドルをシード調達——社員や選挙関係者の採用前評価ツール開発

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Image credit: Ferretly

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AI を活用してソーシャルメディアや公開データをスキャンし、リスクや問題行動を特定する Ferretly が、250万米ドルのシード資金調達を完了した。同社は2019年に設立され、従来の身元調査では見落とされがちな潜在的なリスクを明らかにすることを目指している。

Ferretly の創業者 Darrin Lipscomb 氏は、採用担当者が応募者の人格や会社の価値観との適合性を確認するのに役立つツールとして同社のプラットフォームを紹介している。最新の取り組みとして、Ferretly は2024年のアメリカ大統領選を見据え、選挙関係者のスクリーニングプラットフォームを発表した。

このツールは、過激な発言、ヘイトスピーチ、いじめ行為、過激派グループとの関連性などの危険信号を評価する。同社の画像分類ツールは最近、中指を立てるなどの攻撃的なジェスチャーやナチスのシンボルなどの過激派のシンボルを検出する機能を強化した。

Ferretly はすでに32カ国で1,000以上の顧客を持ち、Deloitte、Blizzard Entertainment、Paramount Global などの大手企業も利用している。同社のツールは非営利団体や公共機関、さらにはイギリス、ニュージーランド、カナダの政党にも採用されている。

今回の資金調達は、主にマーケティング活動と研究開発に充てられる予定だ。調達ラウンドは、雇用身元調査サービス企業 Accurate Background の会長兼創業者 David Dickerson 氏がリードした。

via TechCrunch

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